【ダービー】ズバリ!展開を予想!

[ 2009年5月31日 06:00 ]

 ≪スタート直後≫逃げ宣言のリーチザクラウンが先手を主張すればゴールデンチケットも無理には競りかけない。ジョーカプチーノは2~3番手の絶好位を楽に確保できそう。最内1番枠のロジユニヴァースがこれを追走。2400メートルの長丁場だけに、前半はできるだけ脚をタメたい馬が多い。激しいポジション争いはなく、隊列はすんなり決まる。大外枠のアンライバルドは内の馬の出方を見ながら、中団よりやや後ろで構える。皐月賞で後方待機策が奏功したトライアンフマーチはアンライバルドをマークする形か。一団で最初のコーナーへ。

 ≪2角~向正面≫2角を回り切ったあたりでリーチザクラウンが後続集団を引き離しにかかる。ラップは速く、単騎逃げの形が濃厚。ジョーカプチーノは無理に追いかけず集団の先頭で我慢。ロジユニヴァース、アプレザンレーヴは内枠の利を生かしてラチ沿いで末脚を温存する。自在派のアントニオバローズ、セイウンワンダーなどが中団を形成し折り合いに専念。トライアンフマーチ、アイアンルックは後方待機の決め打ち。馬群が密集した状態から、やや縦長の展開に移行。壁をつくりたいアンライバルドは馬群に入れるタイミングが鍵。

 ≪第3コーナー≫依然、単騎逃げのリーチザクラウンだが、このあたりから、まずジョーカプチーノがロングスパートで前を捕まえにいく。続いてロジユニヴァース、アプレザンレーヴが空きそうな進路を探しながらの仕掛け。左回りが得意なナカヤマフェスタは、コーナーワークのうまさを生かして、まくり気味にポジションを上げていく。ワンテンポ遅れてアンライバルドが不利を受けにくい外を回して上位をうかがう。これに呼応して中団の組も一気に発進。ペースはさらに上がり、各馬の動きが激しさを増しながら勝負どころの4角へ。

 ≪4角~直線≫リーチザクラウンは直線を向くまでに、どれだけセーフティーリードを保っているかが鍵。ロジユニヴァースが射程圏に捕らえて追い出しにかかる。先行勢の激しい争いとは無関係に、中団まで押し上げ大外からわが道を行くアンライバルド。これをけん制したいアプレザンレーヴ、ナカヤマフェスタ、ブレイクランアウトなどが、外に膨らみながら直線へ。さらに後ろの追い込み勢は内外の進路選択が明暗を分ける。逃げるリーチ、追うロジ、さらに外から一気の抜け出しを図るアンライ。見応えのある叩き合いは必至だ。

続きを表示

2009年5月31日のニュース