1億円争奪!頂上決戦が開幕/賞金王決定戦

[ 2008年12月20日 06:00 ]

 今年1月から11月末までの獲得賞金上位12人による頂上決戦「SG第23回賞金王決定戦」が20日、住之江競艇場で開幕。今年の艇界の話題をさらった超豪華メンバーが、優勝賞金1億円と黄金のヘルメット奪取へしのぎを削る熱い4日間となる。トライアル1回戦11Rは獲得賞金2位の坪井康晴(31)、12Rは1位の松井繁(39)が中心。また、賞金王シリーズは3日目に入る。

 【11R検討】各選手がパワーの見極めをしたい初戦。外枠の選手にとってはできるだけ内コースへ潜り込みたい心境だろうが、しっかり現状のパワーを把握するとみて枠なりを想定。中心は好枠の坪井。多少のパワー不足でも当地のインを最優先で主張できるアドバンテージはやはり大きい。スタートに集中してインから自分のターンさえできれば、最近の素晴らしいパワー出しを考えても差されることはないだろう。F持ちでも井口のスタート攻勢を評価して対抗。今垣は2コースのさばきにやや難があるものの、主力両者がもつれる展開なら差して台頭も十分だ。不利な枠ということで人気を落としそうなら魚谷のまくり差し一撃がいかにも穴党向き。

 【12R検討】今年の賞金獲得バトルを常にリードし続けてきた松井にとっては、待ちに待ったレースのはず。メンバー的にも比較的強烈な攻撃力を備えている選手が少ないのは間違いなくプラス材料だ。知り尽くした当地水面、しかもゆったりとしたイン確保が濃厚なここはしっかり逃げておきたい。もちろん中心だ。相手探しの一戦となりそうだが、対抗は2枠の吉川。最近のパワー出しは艇界でもトップといっていいだろう。2コースから差しに的を絞って松井のターンミスを突きたい。カドに持ち込める瓜生はまくり差しのハンドルでBS勝負へ。穴党は瓜生がスタートでのぞいてスロー勢を抑え込んだケースで台頭してくる丸岡に警戒しておきたい。

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2008年12月20日のニュース