5年越しの思い…ツヨシオー今こそ/七夕賞

[ 2008年7月9日 06:00 ]

本格化したカネトシツヨシオー

 晩成型のカネトシツヨシオーが完全に本格化し、福島日曜メーン・七夕賞に出撃する。宝塚記念を勝ったエイシンデピュティにスポニチ賞京都金杯で0秒1差、金鯱賞で0秒4差まで迫った実績はもう本物。前走福島テレビオープンで出遅れ不問のひとまくりを決めた。

 「重賞に手の届くところまで来たかもしれないね。ただ、前走のオープン勝ちは相手に恵まれた面もあるし、中2週の再輸送で同じ脚が使えるかどうか…」
 野村師は慎重に言葉を選ぶが、大器晩成を体現するこの馬の強さは長い時間をかけて熟成した味わい。ちょっとやそっとではげるメッキではない。当歳時に走るとにらんだ野村師の相馬眼は5年越しで正しさを証明しようとしている。
 「まあ、荒れ馬場や馬込みはそう気にならないね」
 どんな条件でも力を出して見せる。それこそが熟成した力量の発露なのだ。

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2008年7月9日のニュース