18歳三浦見据える「69勝」

[ 2008年7月9日 06:00 ]

 【東西ドキュメント発 8日函館】今、一番注目を集めているジョッキーと言えば三浦皇成(河野厩舎所属)だろう。今年3月にデビューしたばかりの18歳。5日の函館競馬7Rで1着となり、JRA史上最速で新人騎手の30勝到達(これまでは福永の7月13日)を果たすと、翌6日にも1勝を積み重ねてG1レース騎乗の条件となる「31」勝もクリアしてみせた。

 8日朝も元気いっぱいの姿で調教に騎乗。その合間を縫って多くの報道陣に囲まれたが、矢内もその輪に加わって三浦の熱を帯びた言葉を聞いていた。
 「31という数字は、絶対達成しようと目標にしていた。武豊さん(新人勝利記録69勝)を意識しないというのはウソになるが、とにかく一生懸命乗って結果を出したい。中途半端は駄目。思い切った騎乗をするだけです」
 その会話に見え隠れする謙虚さと大胆さに矢内は驚かされた。

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2008年7月9日のニュース