BCクラシックにカジノ賭ける

[ 2008年6月9日 06:00 ]

 左後肢のザ石でベルモントSを当日回避したカジノドライヴ(牡3=藤沢和)の山本英俊オーナーが7日午後、厩舎を訪れて愛馬の状態を確認した。「朝、(藤沢)先生から“出走を取りやめる”と連絡を受けた時には倒れそうになった。めちゃくちゃ悔しい」とオーナーは感想を語り、厩舎スタッフに対しては「僕以上に悔しいと思う。本当によく頑張ってくれた」。

 夜はマンハッタン中心部のレストランで盛大な慰労会が行われた。兄、姉に続くベルモントS制覇は夢に終わったが「みんなが最大限の努力をしたのだから、馬に運がなかったのでしょう」とスピーチ。今後は目標を秋のブリダーズCクラシック(10月25日、サンタアニタ競馬場ダート2000メートル)に切り替えて、再び米ダートG1獲りを目指す。「この悔しさをエネルギーに変えて夢を追いたい」と新たなチャレンジに意欲を燃やしていた。

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2008年6月9日のニュース