武田差し切り連覇/奈良全プロ記念

[ 2008年5月11日 06:00 ]

 「全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪」(奈良競輪場)は最終日の10日、11Rで「スーパープロピストレーサー賞」が行われ武田豊樹が連覇を達成、賞金300万円を獲得した。

 昨年同様、平原の番手回りから勝利をつかんだ。「関東で一番強い先行選手の平原君が受けて立つ(前受けの)苦しい展開ながら頑張ってくれた」。同じ先行選手だからこそ分かり合える平原の走り。武田は岡山勢の2段駆けをねじ伏せた平原に何度も感謝の気持ちを表した。「はやりの4回転も考えたが自分は先行選手。だから本来の3・71に下げた」。山崎に続いて平原も使い始めた4回転。だが「自分は先行でタイトルを目指したい。ここというチャンスをものにできる選手になりたい」。G1優勝を目指す武田にはこの勝利は単なる通過点。11日は第17回寛仁親王牌(7月5~8日)の出場権、シード権を懸けた「第55回全日本プロ選手権自転車競技大会」が同場で開催される。武田は「今回はこちらのケイリンがメーン」と理事長杯権利を狙い、ケイリン3連覇に挑む。

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2008年5月11日のニュース