Bシェルはキン肉マンだ!!/皐月賞

[ 2008年4月19日 06:00 ]

 ブラックシェルは17日に続いて18日も坂路1本の後にゲート練習を行った。きさらぎ賞で出遅れたためだが、松田国師は「乗り手の指示通りに駐立していた」と落ち着いた様子にひと安心。「(武)豊君もやる気になっているしチャンスは十分ある」ときっぱり言い切った。

 将来性も含めた潜在能力はここでも抜けている。着順はともかく、デビュー2戦目からの上がり3Fはすべてメンバー最速。負けたレースでは不器用さが目立ったが、勝った2戦(未勝利戦、福寿草特別)がとにかく強かった。武豊もその点を強調する。
 「どれぐらい走るのかは正直分からない。ただ、僕は乗っていなかったけど、勝った時は2度とも見事な勝ち方。潜在能力は間違いなく持っている」
 馬っぷりの良さも際立っている。530キロ前後の大型馬らしからぬ伸びやかな歩様で、力強さと柔らかさを兼備。暖かくなるにつれて余分な肉が絞れ“マツクニ”流のハード調教も消化してきた。松田国師は「体重は前走と同じくらいだが、競走に不要なものが取れ、必要な筋肉に置き換わっている。(これまでとは)中身が全然違う」と自信満々だった。

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2008年4月19日のニュース