故藤本義一さん妻・藤本統紀子さんの通夜しめやかに 参列の桂福団治「私の親代わりみたいな方でした」

[ 2026年5月17日 21:36 ]

故・藤本統紀子さんの祭壇には夫の故・藤本義一さんや家族との写真が飾られた                              
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 直木賞作家でテレビでも活躍した故藤本義一さん(享年79)の妻で、13日に老衰のため死去したエッセイスト、藤本統紀子さん(享年91)の通夜が17日、兵庫県西宮市の公益社西宮山手会館でしめやかに営まれた。

 夫妻と親交の深かった落語家の桂福団治(85)や古くからの友人であるイラストレーターの成瀬國晴さん(90)らが参列。祭壇にはシャンソン歌手としても活躍した統紀子さんのドレス姿やCDに書籍、夫・義一さんや2人の娘が幼かったころの写真などが飾られた。

 福団治は、義一さんが74年に直木賞を受賞した「鬼の詩」が映画化された際に主演。義一さんの強い推薦があったとされる。この日、大阪市内で行われた上方落語協会のファンイベント「彦八まつり」を終えて慌てて駆け付け「義一さん、統紀子さんは私の親代わりみたいな方でした。統紀子さんは僕の気持ちをよくつかんでくれる人だった」としのんだ。

 喪主で長女の中田有子(なかた・ゆうこ)さんは最後に「私からみたら、母は家庭人というか…、キレイでも何でもなく、知的でも何でもない人でした」などと、涙で声を震わせながらあいさつ。

 「すごくトンチンカンなところもあって、ある日は“救急車のサイレンってな、私の横では音が変わるねん。スゴイやろ”と本気で言うような不思議な人でした」と、誰にでも起こるドップラー効果を自慢するかわいらしい一面を明かしながらも、参列者の涙を誘った。

 統紀子さんは大学卒業後、スポニチ大阪本社に入社。文化部の女性記者第1号だった。大学時代に演劇を通して知り合った義一さんと58年に結婚。結婚後は2人の娘を出産。子育てが落ち着くとエッセー執筆やタレント、シャンソン歌手としても活動した。

 近年は高齢者施設で暮らしていた。親族によると今年3月中旬に誤嚥(ごえん)性肺炎で入院したが4月の初めに退院。亡くなる前日も体調は正常だったが、13日に39度の高熱を出し解熱薬などが処方されたが、その後息を引き取ったという。

 法名は「情統院釋紀然」。葬儀・告別式は18日午前10時から、同会館で営まれる。

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