桂春蝶が6月に独演会 虎党だった父・2代目春蝶さんに捧げる力作!会見で仰天の思い出続々

[ 2026年5月14日 12:26 ]

落語で伝えたい想い第十二作「それゆけ、タイガース!」の発表会見に出席した桂春蝶
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 落語家の桂春蝶(51)は14日、大阪市内で、落語で伝えたい想い第十二作「それゆけ、タイガース!」(6月13、14、20、21日、扇町ミュージアムキューブ)の発表会見に出席した。

 春蝶が心を揺さぶられ、感動したもの、心を揺さぶったもの、伝えなければならないと全身全霊で想った話を題材にして、落語で伝える「落語で伝えたい想い」シリーズ。第1作の特攻隊をテーマにして命の尊さを描いた「明日ある君へ~知覧特攻物語~」を皮切りに、「約束の海~エルトゥールル号物語」「ニライカナイで逢いましょう~ひめゆりの学徒隊秘抄録~」などを創作してきた。

 今回は父である2代目桂春蝶さん(93年に51歳で死去)に捧げる題材。生前、熱烈な阪神ファンとして知られていた2代目春蝶さん。その息子である当代春蝶も生まれたときから虎ファンだった。

 ただ、当時はここ数年のように強いタイガースでなく、「常敗軍団だった」。特に2代目が甲子園球場へ応援に出向くと「必ず負ける」という都市伝説があった。「子どもの頃、手を引かれて球場に入ると、太鼓と笛が鳴って“春蝶帰れ、春蝶帰れ”とプレーボール前にコールが起こった」と苦笑い。そのため甲子園球場での観戦にはトラウマがあったそうだ。

 周囲の重圧に負けた?のか中学生の頃、父に「中日ファンになりたい」と直訴。しかし、父・春蝶さんは阻止を強行。「金庫から100万円の札束を出してきて“阪神ファンをやめるなら、出て行ってくれ”とお金を積まれた」という仰天話で笑わせた。

 85年の21年ぶりの優勝時には父・春蝶さんは大はしゃぎすることもなく「さめざめと泣きながら、オンザロックでウイスキーを飲んでいた。そんな哀愁を覚えてます」と当時のエピソードを披露した。

 父・春蝶さんが亡くなったのが51歳。「自分もその年になった。これまで父が少し前を歩いてたけど、これからは後ろで見守ってくれて“ワシの生きたことがない時代を生きてくれ”と」と父に思いを馳せ、「自分にとって51歳は大きな年齢。父のことを考えたら、落語以上に阪神タイガースだった」と今回、題材をタイガースに決めた。

 今回の内容は大阪の町工場で働く親子3世代の虎ファンの物語。常に優勝争いする昨今の阪神ではなく、85年Vの頃までの、その存在が「負けても明日への活力になる」ようなチームの話だ。「自分の人生10対0で負けてるが、阪神は11対0で負ける。なんで応援するかというと“アホな息子を応援するのと一緒や”と。なんぼアホでも切れん。阪神は人生のガス抜き。勝ち続けたらダメなんやけど、最近は強くて、ボヤかしてくれんのが寂しい」と苦笑いだ。

 最近は中学生の息子もコアな阪神ファンになり、東京在住だが「六甲おろしを歌い、ヒッティングテーマもボクより知ってます」と目を細める。「自分の話は出てきません。阪神ファンでなくてもおもしろいと思うので、ぜひ聞きに来てください」とアピールして締めくくった。

 22日には東京・渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホールで開催する。

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