戦場カメラマン渡部陽一氏 ホルムズ海峡に入れず…上空から取材 新たな問題も浮上「大きな支障に」

[ 2026年5月11日 16:58 ]

渡部陽一氏
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 戦場カメラマン渡部陽一氏が11日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)にゲスト出演し、米国とイランの戦闘状態によって事実上、封鎖状態が続くホルムズ海峡の現状をリポートした。

 4月に現地取材を試みたという渡部氏だが、「実際にはですね、ホルムズ海峡そのものには入れないんですけど。港の公湾施設にも入れない」と打ち明けた。「民間の飛行機で繰り返し、パキスタン南部のグワダルという港町、オマーン先端のムサンダム半島、その東側にフジャイラというアラブ首長国連邦の港がある」。位置関係を解説しつつ、「グワダルからフジャイラ、そしてアラブ国連邦のドバイ、アブダビ、この一帯から、飛行機の上空から見てきました」と明かした。

 空から見たホルムズ海峡は「船が滞留している」状態だったという。今回の戦闘が起こる前には、1日1300隻が通過していたというが、「あの戦争が起こってから、1日最大でも今は多くて6隻」と説明。「アメリカ軍による監視と、イラン革命防衛隊による報復攻撃の監視によって、民間の船舶もイランの船舶も事実上、ほとんど動けていない。これが取材からはっきりと見えてきましたね」と述べた。

 原油輸出の大動脈で、イランが最後の切り札として切ったホルムズ海峡の封鎖。しかし、渡部氏によると、それはもろ刃の剣だという。ペルシャ湾のカーグ島沖で、石油とみられる油膜が海上に広がっていることが、衛星からの映像で明らかになった。

 同氏の取材後に分かった問題だといい、「戦時下に陥っているので、海洋、ペルシャ湾に流れ出した原油を、戦時下では回収できない」と指摘。悪影響を被るのは、イランだけではないという。「ペルシャ湾の生態系であったり、湾岸諸国の国民が依存している、海水を淡水に切り替えていく施設が、原油流出がこれ以上、広がっていくと、大きな支障になっていくという状況が見えていますね」と、周辺国への影響も懸念していた。

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