七代目円楽と芥川賞作家中村文則氏が創作落語でタッグ タイトルは「座れない」 内容は一切不明

[ 2026年4月22日 16:01 ]

公演への意気込みを語った七代目三遊亭円楽(左)と中村文則氏
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 落語家の七代目三遊亭円楽(48)と芥川賞作家の中村文則氏(48)が22日、東京・新宿の紀伊國屋ホールで落語会「文学×落語 三遊亭円楽×中村文則 ~円楽、中村文則執筆新作落語相勤上候~」(6月18日、東京・紀伊國屋ホール)の会見を行った。

 中村氏は「教団X」などで知られる作家で、2005年に「土の中の子供」で芥川賞を受賞。24年には「列」で優れた純文学に贈られる「野間文芸賞」を受賞するなど、重厚でシリアスな筆致でファンを多く持つ。中村氏は「日本の文学は元々、語りから生まれている。日本語の文章はリズムが重要なんです。語られること前提に作ったのは初めて。語られることを前提にやるので、小説とまた違うリズムも使って、楽しかったです。落語のプロットを分析する作業も楽しかったです」と落語と文学の親和性について語った。

 そんな中村氏が今回挑んだのが新作落語の滑稽噺。タイトルは「座れない」。円楽によると、おおよそ15分ほどの内容だといい、あらすじや登場人物については伏せられた。口演するにあたって「面白いが、これは難しいなと思った。パフォーマーとして演じるにあたって、どこに重点を置くのか。そんな登場人物、人物じゃねーじゃんというのが登場する。ここまでしか言えませんが、こんなのが出てくるの?というのが登場する」と印象を語った。

 2人は同い年。10年ほど前に中村氏の「何もかも憂鬱な夜に」を読み感銘を受けた円楽が手紙を出したことから、2人の交流が始まった。今回の噺は中村氏が200席近い古典落語のあらすじをさらったり、新作落語を実際に聞くなどの準備期間を経て、約1カ月ほどで執筆。七代目襲名祝いの気持ちを込め、無料で初挑戦の新作落語を書き上げた。

 自腹で新作落語のDVDも購入したといい「赤字です」と笑った。「一般的な小説の短編くらいの長さだと思います。噺家さんが作らないようなもので、かつちゃんと創作落語になるように作りました。大変お忙しい中、作りました」と冗談交じりに作品に込めた思いを明かした。

 高座に上がる円楽は「腕の見せどころだと思います。2作目、3作目と続きをお書きになるのは、僕に懸かっている。中村さんが袖で聞いた時にウケる快楽を感じてもらえるか否か。そこに懸かっていると思います」と自らにプレッシャーをかけていた。

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