「ひなちに会えて人生が楽しくなった」――SAY-LA小椋妃奈乃、繰り返す別れを越え、画面越しに灯した“生きる意味”

[ 2026年3月29日 20:30 ]

【画像・写真3枚目】「ここからが私の共感タイム!」――SAY-LA小椋妃奈乃、見えない絆を埋める“Dメロの誓い”(撮影・西村彩)
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 3月31日にSAY-LA新体制初となる10作目のシングル「半透明スワロフスキー」のリリースを控え 、小椋妃奈乃がスポニチ東京本社でソロインタビューに応じた。その口から語られたのは、きらびやかなアイドルの光の裏側で、静かに、そして確かに誰かの明日を照らしてきた軌跡だった。(推し面取材班)

 深夜の自室。小さなスマートフォンの画面が、暗がりの中で顔を青白く照らしている。画面の向こう側にいる“顔の見えない誰か”に向かって、今日も言葉を紡ぐ。体調を崩しやすい昼夜逆転の生活 。それでも乳酸飲料を愛飲し、睡眠時間を確保しながら、1年以上、1日も欠かすことなく毎日配信を続けてきた 。

 なぜ、そこまでして画面の向こうへ語りかけ続けるのか。

 かつては病棟で働き、医師の回診について回るクラークだった 。小学生の頃に憧れた「きらりん☆レボリューション」のように、趣味のコスプレの延長で「可愛い衣装を着たい」と飛び込んだアイドルの世界 。最初に入ったグループは加入半年で自然分裂。そのときSAY-LAの「正統派ミニ」衣装の圧倒的な可愛さに惹かれ、オーディションの門を叩いた 。

 実家を出て一人暮らしを始めた直後にコロナ禍が直撃し、社会人時代の貯金を切り崩しながら、決して実家には戻らないと歯を食いしばった 。O-EASTでのサプライズデビューでは頭が真っ白になり、フォーメーションを間違えてパニックになった 。それでもステージにしがみついたが、現実は甘くなかった。

 「このメンバーでやっと行けるって思っても誰かが辞めちゃったりというのを繰り返してきたので。またかみたいな、諦めてる自分とかもありました」。世渡り上手にはなれない。嘘もつけず、綺麗な言葉だけを並べることもできない 。ぶつかり合い、要領よく生きる人間を見ては胸にモヤモヤを抱え込んだ 。偉大な先輩たちの穴を埋めなければと焦る心を救ったのは、客席から、そして毎晩語りかけ続けた画面の向こうから届く声だった 。

 「『私は私のままでいいんだよ』と言ってくれる人がいるから今も頑張れてる」

 ある日、かけがえのない言葉をファンから贈られた。

 「ひなちと出会えてから人生が楽しくなった」

 それは小椋にとっても、自分の積み重ねが報われた瞬間でもあった。

 「私が誰かの人生を照らすことができているんだと知れて本当に嬉しくなったし、一年以上毎日配信をしていてアイドル現場に来たことが無かった人も配信を見て会いに来る決意をしてくれた人もいたり、ライブだけでなくさらに私のことを好きになってくれる人もいて、毎日地道に配信していてよかったなとも思いました!」

 新体制の8人で、どうしても叶えたい目標がある。

 「昨年は@JAMや関ケ原唄姫合戦のメインステージなど夏フェスの大きなものに出演させてもらいました。新体制になったから出られないって思われるのが嫌なので、今回もそういうもの(夏フェスのメインステージ)は全部出ていきたい」

 そして6月12日、東京・BLAZE GOTANDAで新曲リリース期間の総仕上げとなるワンマンライブに挑む 。満員にするという強い誓いを胸に秘めて 。

 要領よく生きられなくてもいい。スマートフォンの画面越しに届け続けた熱は今夜も誰かの人生を照らしている。

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