行きつけのカフェでPart2 別世界を想像させる“居眠りおじさん”

[ 2026年3月2日 16:34 ]

私がこよなく愛する日本茶カフェ。奥の隅っこに独り席があるのですが、そこが大好き。落ち着くのよ~
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 【谷口キヨコのごきげん!?SOLOライフ】デパートのカフェで遭遇する人々。その2=居眠りおじさん。

 それは失礼にも私が心の中でひそかに呼んでいる、ある男性のニックネーム。その方はスーツ姿のビジネスマン、50代と思われるおじさん。こちらさんはどこに座るかはそんなに気にしない(前回のほぼ親子は席にかなりこだわる)。気にしないと私が判断するのは、あちこちの席で見かけるからだ。

 おじさんは、デパートのカフェでパスタがメインのディナーセットを食べる。そこには小さくて硬いパンとドリンクがついてくる。さらにサラダかデザートかをチョイスできる。おじさんはいつもサラダだ。健康に気を使っている(たぶん)。ちなみに私も夜はそのセットだ。私の場合はパスタ、小さいパンにアールグレーティーとアップルパイを頼む。おじさんが何を飲んでいるかは知らない(そこは全く興味がない)。

 おじさんは食事がくるまでは何もせずに待っている。微動だにしない。たまに腕を組んで目をつむっていることもある。でもそのとき、彼は寝ていない。なんで分かんねん!?て話ですが、寝てない雰囲気をすごく出している。寝るというより、何かに集中してる感じがするのだ。たぶんその集中はその後運ばれてくる晩ご飯だろう。

 まずはサラダが運ばれる、と同時に一気に食べる(量も少ないし)。その後、また微動だにせず、ひたすらメインを待つ。椅子に座っているけど、雰囲気は座禅だ。いよいよパスタが運ばれると一気にかき込む。まるでパスタは飲み物だ、とでも言いたそうに。そして何かに追いかけられているように。とにかく一瞬でパスタを食べ終える。なのであっという間におじさんの晩ご飯は終わる。ドリンクはいつ飲んだのか分からない。その後は新聞を目いっぱい広げて読みだす。隣の席の人にタッチしちゃうほど手を広げる。

 そして、ここからがそのおじさんの真骨頂だ。おじさんは…寝る。居眠りしだすのだ。食後は単に目をつむるのではなく、本気で眠りに入る。おじさんはそんな感じで毎回寝る。カフェのど真ん中だろうが端っこだろうがお構いなしに一人で寝てる。腕を組んだり組まなかったり、たまにガクッとなったりならなかったりだけど、とにかく寝る。おばさまや女子たちがキャッキャ言ってる(そしてあのほぼ親子がいる)おしゃれカフェという空間で、別世界にいるみたいに寝ている。だから、あのおじさんは居眠りおじさんだ。

 カフェの常連さん2組。1組目のほぼ親子は、そのプロフィルが気になりすぎるが、居眠りおじさんに対してその興味はほとんどない。彼のカフェでの行動は理由などなく、そうしたいから彼がそうしてると思うから。あの空間が好きで、パスタも好きで、落ち着くから仕事終わりにあの店に来るのだろう。そう思えば私と同じ。違いはない…。でも私はカフェで寝えへんで。

 そういえば、最近カフェで寝てるおじさんをちょくちょく見かけるなぁ…。

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