「きっと大丈夫」――7限目のフルール・片岡和、ささやく一言に込めた3年間の葛藤とファンへの誓い

[ 2026年2月11日 07:30 ]

【画像・写真1枚目】「きっと大丈夫」――7限目のフルール・片岡和、ささやく一言に込めた3年間の葛藤とファンへの誓い(撮影・岡澤唯)
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 長野県佐久市の佐久長聖高校から生まれた、現役女子高生による学校公認アイドルグループ「7限目のフルール」(ナナフル)。高校在学中という限られた時間の中で輝きを放つメンバーが、3年間の活動の集大成となるベストアルバム「僕らが描いた物語」をリリースした。卒業を目前に控えた3年生であり、グループを初期から支えてきた片岡和(にこ)が、万感の想いを語った。(「推し面」取材班)

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 「私たちの歴史がそのままボーンとアルバムになった感じがして、すごく嬉しかったです」。目をまっすぐに見つめ、澄んだ瞳でそう語る片岡。その落ち着いた佇まいからは、グループを支えるしっかり者であることがうかがえる。1期生6人で始まった活動、メンバーの卒業、そして2年生の加入。10人体制に至るまでの道のりそのものが、今作「僕らが描いた物語」には刻まれている。

 「まさかアルバムになるとは思っていなかったので、本当にやってきてよかった」。その言葉には、仲間と駆け抜けた青春への実感がこもる。

 アルバムの中でも特に思い入れが強いのは、元乃木坂46・若月佑美がプロデュースした「キミはたからもの」。ファンに寄り添うことをテーマにしたこの曲で、片岡は「きっと大丈夫」という大切なセリフを任されている。

 「『絶対大丈夫』じゃないんですよね」。このフレーズのニュアンスを、一つ一つ言葉を選ぶように、真面目な表情で深く噛みしめる。当初、ファンから「一番合っている」と背中を押されたものの、ライブでは会場の音響に合わせて声の出し方を変えるなど、たった一言に懸ける表現の難しさに直面した。

 「最初は『言わなきゃ』って必死でした。でも最近は、心を込めて言う余裕ができてきたかな」。ささやくような一言に魂を込める。その一瞬に、ファンからの「来たー!」という期待が満ちる空気が何よりの喜びだ。「期待以上のものを出せるように、毎回そう思ってステージに立っています」と語る姿は強い意志を感じさせる。

 元気が出るガッツポーズが印象的な「風を受けて舞い上がれ」から、聴かせるバラードまで。その振り幅こそが、グループの、そして片岡和というアイドルのストーリー性だ。一方で、「でも、やっぱり一番は笑顔で元気な姿を見せたいです」とニコッと笑う表情は、等身大の女子高生そのものだ。

 10人体制でのラストライブ「君といた証」は、2月21日に東京・代官山UNITで、3月1日には長野JUNK BOXで開催される。「3年間で大きな花を咲かせたい」。その想いを歌に乗せ、最後のステージに立つ。ファンへの感謝と仲間との絆を胸に、片岡和は集大成の輝きを放つ。

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