毎日映画コンクール 「国宝」が最多7冠 史上初のスタッフ6部門完全制覇

[ 2026年2月10日 13:36 ]

<第80回毎日映画コンクール贈呈式>主演俳優賞を受賞し喜びを語る吉沢亮(撮影・会津 智海)
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 第80回毎日映画コンクール(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の贈呈式が10日、東京都目黒区のめぐろパーシモンホールで行われた。映画「国宝」が俳優の吉沢亮(32)の主演俳優賞に加え、スタッフ賞6部門を総ナメする史上初の快挙で最多7冠に輝いた。

 任侠の一門に生まれながら、歌舞伎の名家に引き取られ、芸の道に人生をささげる主人公・喜久雄の50年を描いた物語。吉沢は撮影に入る1年半前から歌舞伎を稽古して撮影に臨んだ。歌舞伎舞踊シーンの美しさや濃密な人間ドラマが大きな話題に。邦画実写歴代1位となる興行収入を記録し、日本映画史に名を刻んだ。

 吉沢は主演俳優賞を受賞。李相日監督が監督賞、奥寺佐渡子氏が脚本賞、ソフィアン・エル・ファニ氏が撮影賞、種田陽平氏、下山奈緒氏が美術賞、原摩利彦氏が音楽賞、白取貢氏が録音賞を射止めた。

 李監督は「歴史ある賞をいただき本当にありがとうございます」と感謝。ずらっと並んだ「国宝」チームの各賞受賞者を背に、「細部に神は宿るといいますけど、細かいところにまで皆さん誠心誠意、自分の技量とプライドをかけてこの作品に臨まれた。その蓄積が『国宝』という映画を作り上げていると思います」ととチームを称えた。

 主演俳優賞を受賞した吉沢について、「彼自身のとてつもない努力はもちろんなんですけど、支え続けた横浜流星や渡辺謙さんや(寺島)しのぶさんをはじめとした女優の方々、いろんな人と關わることによって彼自身も輝いた」と語った。

 吉沢も「たくさんの『国宝』のスタッフの皆さんが受賞されていて、改めてこんなに素晴らしい皆さんと『国宝』でご一緒できたんだなと、改めて凄い現場だったんだなと感じております」と感慨深げ。「僕が今この場に立てているのも李監督が喜久雄という役に出会わせてくれて、たくさんの素晴らしいスタッフ、キャストの皆さまに支えていただいて、たくさんの方に映画『国宝』を愛していただいて、この作品に関わった皆さんのお陰で僕はこの場に立てています。本日はありがとうございました」と、ともに作品を作り上げた仲間たちに感謝した。

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