「クマリはスマホ越しのスーパースターだった」――クマリデパート・鈴音リン 境界線を越えて知った、6人の絆と優しさの正体

[ 2026年2月4日 12:05 ]

【画像・写真1枚目】「練習してきたセリフも なんだかうまく言えない!」――痛いほど分かるその気持ちクマリデパート・鈴音リンが重ねた“かつての自分”(撮影・七瀬マナ)
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 6人組アイドルグループ「クマリデパート」の鈴音リンにとって、いま自分が立っているこの場所は、かつて“見るだけの聖域”だった。スポニチ東京本社で行われたソロインタビュー。メンバーの中で最も小柄な143センチの身体から語られたのは、電子の海の向こう側にいた「スーパースター」への畏敬と、その境界線を越えて初めて知った、現実の温度だった。(「推し面」取材班)

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 用意された椅子に腰を下ろすと、つま先は自然と床から浮きそうになる。昨夏の加入から半年。加入前のクマリデパートをどう見ていたのかと尋ねると、迷いなくこう言い切った。

 「スーパースターでした」

 その一言と同時に、瞳の奥の光が強まる。「手の届かない存在だと思っていたんです。アイドルといえば?って聞かれたら、すぐにクマリデパートが思い浮かぶぐらい、私の中ではすごく大きな存在でした」

 当時、ライブハウスに足を運んだ経験はなかった。触れていたのは、SNSや動画サイトの中の姿だけだ。「スマホの中の人、みたいな感覚でした」。その言葉が、何者でもなかった頃の鈴音とクマリデパートとの距離を、端的に物語っている。

 では、新メンバーとして境界線を越えた先に、どんな景色が広がっていたのか。返ってきた答えは、意外なほどシンプルだった。

 「優しいことですね」

 メンバー同士が互いをよく見ているという。「『ここがすごくいいから、これを前面に出していこう』って言い合ったり、誰かが苦手なところを、別のメンバーが自然に補ったり。お互いを信頼しているから、いい意味で均等になれるんだなって思いました」

 遠くから憧れ続けた巨大な存在は、近づいてみると、血の通った温かいグループだった。「そんなに遠い存在じゃなかったんだなって、実際に入ってみて感じました」

 歌、ダンス、表現力。それぞれが違う場所で輝き、足りない部分を自然に補い合う。個性は6人6通り。それが一つに重なったとき、強い推進力になる。それが現体制の強みだ。

 自身の担当カラーはイエロー。もともと周囲から「黄色っぽい」と言われることが多かった一方で、本人が好きだと伝えた色は「紫」だった。最終的に全体のバランスからイエローに決まり、それが今や自身の一部になった。

 「イエローには『優しい』とか『幸福』っていう意味がある。私も、みんなに幸せを届けられるアイドルになれたらいいなって思うようになりました。ステージで自分の色のペンライトを見ると、やっぱり嬉しいです」

 そして、2月7日には大阪・梅田Shangri-La、15日には東京・Veats SHIBUYAでそれぞれワンマンライブが控えている。初めて、6人が一から作り上げるステージ。セットリスト決めにも立ち会い、準備の最前線に身を置いている。

 「終わったあとに、悔いが残るライブだけはしたくないんです。『あの時こうしていればよかった』って思わないように、今のうちからできることは全部やっておきたい」

 かつてスマホ越しに見上げていた「スーパースター」は、もう遠い存在ではない。 今度は鈴音自身が、誰かの夜を照らす光となり、黄色で包み込んだ優しさと幸福を振りまいている。

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