松竹座閉館で危機感 「道頓堀に劇場を」関西・歌舞伎を愛する会が緊急署名活動スタート

[ 2025年12月18日 18:52 ]

署名用紙を設置する大阪・高津宮に署名用紙を手渡す「関西・歌舞伎を愛する会」の代表世話人・川島靖男氏(中央)ら
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 来年5月に閉館する大阪松竹座に関連し、同劇場で毎年7月、歌舞伎上演に寄与した「関西・歌舞伎を愛する会」が18日「道頓堀に劇場の存続」を訴える緊急署名活動を開始した。

 この日、大阪市内で会見を行い同会の代表世話人・川島靖男氏は「8月28日に流れた松竹座閉館のニュースにはびっくりでショックでした。7月の大歌舞伎だけでなく、とにかく道頓堀に芝居を」などと訴えた。

 同会は1978年(昭53)12月にボランティア団体「関西で歌舞伎を育てる会」として誕生。当時は関西での歌舞伎上演がほとんどなく、危機感を募らせた歌舞伎俳優の澤村藤十郎(82)や作家の故・小松左京氏らが中心となって活動を開始した。翌年7月には第1回公演を朝日座(閉館)で行い、戦前まで行われていた「船乗り込み」も55年ぶりに復活。その後も毎年中座(閉館)、松竹座で公演を続けてきた。

 澤村は98年に脳内出血を発症し、現在もリハビリ中だが19年の同会結成40周年記念公演(松竹座)では千秋楽で舞台に登場するほど思い入れは強く、今回も関係者によると「本当に残念。自分が元気だったら、こんなことにはなっていなかったのだろうか?」などと話し「本来ならこの会見にも座っていたかった」などと訴えていたという。また、中村鴈治郎(66)らからも「すぐに署名用紙、楽屋に持って来て」などと声が寄せられ、すでに活動の輪は広がりつつある。

 署名は「文化庁長官、大阪府知事、大阪市長」宛てと「松竹株式会社」宛てに同会ホームページなどを通じて行い来年3月末、5月末をめどに集計結果を発表する。

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