社会人落語日本一決定戦 17代目名人は大会初応募で初優勝 東京都の松鈴亭竜扇こと鈴木竜一さん

[ 2025年12月7日 16:12 ]

「第17回社会人落語日本一決定戦」で優勝した松鈴亭竜扇こと鈴木竜一さん(左)と桂文枝
Photo By スポニチ

 「第17回社会人落語日本一決定戦」が7日、大阪・池田市の池田市民文化会館で開かれ、東京都江戸川区の会社員、松鈴亭竜扇こと鈴木竜一さん(61)が優勝した。第17代名人の称号を手に入れた。鈴木さんは「生きててよかった~」と感無量の面持ちだった。

 「昨年、60歳の還暦を迎え、いい新作ができたら応募しようと思ってた」と今年初めて大会に応募した鈴木さん。初応募、初出場で優勝の快挙を達成。「ここまで来るとは思ってもみなかった」と目を細めた。

 元々、ラジオで落語を聞くのが趣味だった。10年ほど前、知人に勧められて、コミュニケーションが苦手な長男と地元で開催された落語のワークショップに参加。「子どもより私がはまりました」と落語の虜になり、知人の落語サークルに入って落語を演じる方になった。生活の中心が落語に。長女の運動会より落語会を優先して「嫁さんから別れ話も出た」と苦笑いした。

 優勝した題目は「ドローン」。遠隔操作、自動制御で飛ぶ無人航空機を連想させたが、ネタは幽霊の「どろーん」のこと。自身、運送会社の営業マンで、物流業界が抱える人手不足、いわゆる「2024年問題」を取り上げた。人手不足解消のために“あの世”からドライバーを呼んで働かせるというモノ。聖徳太子が10人からの連絡を一度に受けたり、ノアの箱舟が登場したり。多くの偉人も登場する元ネタを10分間に集約したそうだ。

 会社の上司を思わせる登場人物もいて「会社には内緒にしてました。でも、これでバレます。あしたからどうしましょうか」と転職の危機を迎える可能性も?大会統括の桂文枝は「皆さんしっかりと稽古をされてる。24年問題を取り上げた社会人らしいネタ。ストーリーもおもしろかった。すごい発想です。レベルが高かったが、総合的に判断してこの結果になりました」と優勝理由を説明した。

 なお、準優勝は立の家やよいこと藤井千亜紀さん、3位は麹家ペイ太郎こと川野要嗣さん、池田市長賞はぷぅ風亭みるみるさんに決まった。

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

芸能の2025年12月7日のニュース