日本のタワマンは大丈夫?香港高層住宅火災受け、専門家が解説 居住者が実は把握不十分な点を指摘

[ 2025年11月27日 19:08 ]

大規模な火災が起きた香港北部・新界地区の高層住宅群(AP)
Photo By AP

 マンション管理コンサルタントの土屋輝之氏が27日、MBSテレビ「よんチャンTV」に出演。香港の高層住宅火災を受け、日本のタワーマンションの安全性について語った。

 前日午後、香港・大埔区の高層マンションで大規模火災が発生し、隣接するマンションに延焼。現地メディアによると7棟が燃え44人が死亡、71人が搬送され、住人ら約280人と連絡が取れていないといい、被害拡大が懸念される。

 現場は高層マンション8棟(約2000戸)が立ち並び、大規模な修繕工事中。油を多く含む竹でできた足場が組まれ、建物全体が保護ネットに覆われていた。現地メディアは、保護ネットが防火基準を満たしていない疑いがあると報じた。また、エレベーターホールの窓枠が発泡スチロールで覆われていたため、火が急速に燃え広がった可能性もあると伝えられた。

 土屋氏は「竹の足場だけなら燃焼時間はそんなに長く続かないと思うが、足場の板も木材であれば、燃焼時間が長時間に及ぶ可能性がある」と補足した。

 日本の高さ60メートルを超える超高層建築物、いわゆるタワマンでは大丈夫なのかという疑問について、土屋氏は「基本的には防火などが対策されている」とした上で、「事前の確認、点検、訓練が必要」と指摘した。

 「日本では火災発生時に2方向に避難できるよう設計されているのが原則。避難する階段が室内に設置されている場合は防火扉などでしっかり区画を確保していないと、各フロアすべてに煙が充満して安全に避難できない」と解説した。

 「火災はいつ起きるか分からない。防火扉は開けっぱなしだったり、火災時に自動的に閉まるなどあるが、障害になるものを置いたりすることがないよう留意が必要。かつて雑居ビルで荷物があって防火扉が閉まらず大勢が被害にあった。ぜひ気を付けてほしい」と訴えた。

 タワマンに住む人たちが今できることを問われると、「訓練の時に確認してもらうしか方法がないが、火災が起きたときにどのようなサイレン、避難の合図があるのか。消防の設備がどういった形で働くのか。どういう風になった時に自宅から外、安全な場所に避難すれば良いのかというのが、実はよく分かっているようでいて把握できていないことが非常に多い。年に1度程度実施される消防訓練などは本当に面倒くさがらずに積極的に参加して、パニックを起こさないようよく覚えて」と呼びかけていた。

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