松谷鷹也 横田慎太郎さんへの「リスペクト忘れない」 人生懸け体重20キロ増

[ 2025年11月27日 05:30 ]

栄光のバックホーム 感動の製作秘話(2)

横田さん役を熱演した松谷鷹也(撮影・大城 有生希)
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脳腫瘍で2023年7月に28歳で亡くなった元阪神タイガース外野手、横田慎太郎さんの生涯を描いた映画「栄光のバックホーム」が28日、公開される。初主演ながら横田さん役を務めた新人俳優の松谷鷹也(31)は「慎太郎さんは諦めないことの大切さをずっと伝えていた。慎太郎さんの代わりに皆さまに届けられるように頑張りたい」と意気込んだ。

 横田さん同様、幼少期から野球に打ち込んだ。大学時代に肩をケガして野球の道を断念してからは、秋山純監督の下で裏方で映画製作を学びながら俳優を目指していた。

 そんな中、21年に原作本出版元の幻冬舎・見城徹社長と秋山監督による映画化プロジェクトが始動。脚本の中井由梨子氏が横田さんへの取材を始めたが、野球の専門知識が不可欠で、2回目から松谷がアシスタントで同行するようになった。

 翌22年春に横田さんと初対面すると、野球の話題ですぐに意気投合。横田さんと心を通わせていく姿を見た秋山監督は、俳優志望だった松谷に横田さん役を託すことを決めた。

 松谷は現役時の横田さんの体格に近づくため体重を20キロ増量した。「一番意識していたのはリスペクトを忘れないこと。加えて、実際の数字や体形に説得力がないといけない。人生で一番重い体重だったので苦労はしましたが、絶対やらなきゃいけないところだった。これまでの人生を全て懸けました」。広島県福山市の社会人野球チーム「福山ローズファイターズ」の練習に参加するため、都内から同市に転居するなど生活を野球にささげた。

 「演じるのではなく、慎太郎さんの人生を追体験するという感覚でした。撮影中は何も考えず、慎太郎さんとして生きることを意識していました」と、野球以外のシーンでは一度もNGを出さないほど役に入り込んだ。

 横田さんと松谷が奇跡的に出会ったことで完成した映画「栄光のバックホーム」。一人でも多くの人々に届くことを祈らずにはいられない。 (塩野 遥寿)

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