オダギリジョー 疎遠だった父の死を受け、ルーツを知る「聞いたこともなかった」 映画先行公開記念上映会

[ 2025年11月23日 13:38 ]

大阪で開かれた映画「兄を持ち運べるサイズに」の先行公開記念上映会で舞台あいさつする(左から)村井理子氏、オダギリジョー、中野量太監督
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 俳優のオダギリジョー(49)は23日、大阪市内で映画「兄を持ち運べるサイズに」(28日全国公開、中野量太監督)の先行公開記念上映会で舞台あいさつ。「どんどん感想を口コミで広めてください」と客席にお願いした。

 作家・村井理子氏が実際に体験した数日間をまとめたノンフィクションエッセイ「兄の終い」をもとに映画化。絶縁状態にあった実の兄の突然の訃報から始まる家族の4日間の物語が描かれている。兄役を務めたオダギリは原作の村井氏、中野監督と登壇。出演オファーを受けた当時のエピソードを披露。「脚本を読んで即決。とてもいい本だったんで、監督にすぐメッセージを送った」と快諾したそうだ。

 ただ、実在の人物である“兄”役を演じる上で、オダギリ流では事前に一切研究せず。中野監督から村井氏とのオンラインで話をする機会を設ける話はあったが「参加を断りました。(事前に)知るのが怖かった。今から演じるって人のことを。答えを先に見せてもらいたくなかった。探していきたいと。原作もあえて読まないで。監督が書かれた作品だけを信じて」とまっさらの状態で役作りに没頭したという。

 原作者の村井氏は「見た目は違うけど、びっくりするぐらい雰囲気が似てました」と驚いたそうだ。オダギリも「偶然です。恐ろしい奇跡というか。うれしいですね」と目を細めていた。

 家族がテーマの映画。オダギリは最近、自身のルーツを知るようになったようで、「あまり表には話してないけど」と父母の離婚で母子家庭で育ったことを明かした。ずっと会ってなかった父親が死亡したことを知り「それを知ってから、父親側の血筋の情報がなぜか入ってくるようになった」という。先週、オダギリが行きつけの焼き肉店に遠い親戚が来店。父方に能の家元をやってる人がいることが判明した。「そんなこと聞いたこともなかったんで。情報が入ってくるようになったのも不思議。映画のおかげなのか分からないけど。まさか能をやってるとは。いい血筋もあるんだぞって。興味を持てる年齢になったんでしょうかね」と笑った。

 最後の写真撮影では客席に向かって手を振り、客席から手を振り返してくれた光景を「生まれて初めて見たけど、すごく感動しました。正直、なんで手を振るのか、バカらしいと思ってたけど。きょうその意味が分かりました。ボクももうすぐ50歳。ようやくうれしくできた。皆さんのおかげでちょっと成長できました」と感謝の気持ちで締めくくった。

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