橋下徹氏 台湾有事巡る高市発言の意図に疑問 メリット見えず「あの発言の効果は何だったのか」

[ 2025年11月19日 17:07 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で大阪市長も務めた弁護士の橋下徹氏(56)が19日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」に生出演し、台湾有事を巡る発言で緊張が走る日中関係について考えを語った。

 高市早苗首相は7日の衆院予算委員会で「台湾有事は存立危機事態になり得る」と答弁した。存立危機事態の認識は、集団的自衛権の行使ができることを意味することから、中国側が猛反発した。

 18日には外務省の金井正彰アジア大洋州局長が訪中。中国外務省の劉勁松アジア局長から発言の謝罪、撤回を求められたが、拒否した。逆に日本への渡航自粛を呼びかけていることについては「日本の治安は決して悪化していない」と反論した。

 劉氏との交渉後の映像では、ポケットに手を突っ込んだまま威圧的な視線を向ける劉氏とは対照的に、金井氏はやり込められたような、困った表情にも見える様子が見て取れる。

 橋下氏は「ポケットに手を入れた相手の局長…まあ~、態度悪いですね。一般の大人がやるような態度じゃないですけど」と苦々しく語りつつも、「完全に意図して戦略的にやってますよね」とも分析。「中国もそうですし、日本だって放送するじゃないですか?中国メディアの方にこれを撮らせているんですよ。ですから、完全に仕組んで、明らかに中国の局長の方が、偉そうにしているという雰囲気を出していると」と、中国側による印象操作の可能性を指摘した。

 一方で、高市氏の発言によって得たものが何だったのか、疑問が残るという。“ヒゲの隊長”こと佐藤正久前参院議員に向け、「僕は後で佐藤さんと議論したいですが、一体高市さんのあの発言の効果は何だったのかと」と疑問を口に。「意図があったのか、戦略的だったのか、その後の効果は何だったのか。こういう事態を上回る効果があれば、それは立派なことだと思うけど、そこが僕は全く見えない」と疑問を呈した。

 橋下氏の考えに対し佐藤氏は、年々激しさを増す尖閣防衛に対する中国の挑発的姿勢に言及。「これに今回、踏み込んだことで、尖閣防衛についても今まで以上に言いやすくなる」などと述べた。

 しかし、橋下氏は「それは結論としてどうなったかというと、“(今後は)個別具体的な事例を発言をしません”と反省している」と、高市氏の“反省の弁”を持ち出して指摘。「これまでの政府答弁に戻すなら、何のために言ったの?実際にこれを言ったことによって、尖閣の方にいろいろ言えるとか言うんですけど、個別具体的な案件を言ったら反省しますと言っちゃったんです、高市さん。言わなきゃいい」と、解せない様子だった。

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