藤井竜王 飛車交換に応じる 佐々木八段は8年ぶり後手四間飛車

[ 2025年10月31日 18:37 ]

藤井聡太竜王(中)が見守る中、立会人の久保利明九段(左)に封じ手を手渡す佐々木勇気八段(日本将棋連盟提供)
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 将棋の藤井聡太竜王(23)=王将など6冠=が挑戦者に佐々木勇気八段(31)を迎える第38期竜王戦第3局は30日、京都・仁和寺で1日目が始まり午後6時、佐々木が50手目を封じて終了した。先手は藤井で、戦型は後手・佐々木の四間飛車。44手目、佐々木から決断の一手が飛び出した。

 3段目に上がった角を再び2段目へ戻し、自陣の飛車を藤井飛車にぶつけた。飛車交換の決戦へ踏み込んで、先に手持ちにした飛車を49手目、敵陣へ桂取りに打ち込んだ。藤井陣は金銀4枚に角も攻防に利かせた穴熊で、佐々木は高美濃。局面は中盤のねじり合いに突入して2日目に指し継がれた。

 佐々木は前期も同じ第3局、同じ仁和寺対局でプロ入り後初めて角交換型振り飛車を採用した。今期もサプライズを用意していた。

 後手四間飛車の採用は17年1月以来8年ぶり。ただ、前期は第3局を1勝1敗で迎えたのに対し、今期は2連敗、負けるともう後がなくなる一局に大きな決断をしたと言えそうだ。

 ここまでの2局は藤井の変化が印象的だった。先手で横歩取りに進めた第1局、激しい変化がある「青野流」を公式戦4局目で初めて選択せず、穏やかに飛車を4段目へ引いて指した。第2局も角換わりへ進めた後、先手・佐々木は早繰り銀を選んだが、同じ早繰り銀ではなく腰掛け銀とした。

 「作戦とか指し方を改めて研究してみると、いい指し方だなと感じた。藤井竜王の作戦についていけるよう、力をつけないといけない」。第2局翌日に語った佐々木が今回、盤上に示した決意の結果はいかに。2日目も同所で午前9時、再開される。

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