サウナ新時代香る“ハーバル浴” WAT Mayuka「和敬清寂」で涙の連覇!チェコ世界大会切符

[ 2025年10月10日 19:30 ]

「和敬清寂」をテーマにしたハーバルリチュアル(公益社団法人 日本サウナ・スパ協会 / 写真 : Masanori Ikeda)
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 サウナと自然が織りなす、新たなリラクゼーション文化が芽吹いている。植物と心が調和する“ハーバル浴の祭典「Sauna Herbal Cup Japan 2025(サウナハーバルカップ)」が8、9日、サウナセンター稲荷町で開催された。2年連続で“キング・オブ・ハーバル”の称号を手にしたのは、WAT Mayuka(ウェルビー栄)。茶道の精神「和敬清寂」をテーマに、観客の心と身体を震わせた。総合上位2人は11月26~29日にチェコ・アクアパレスで行われる世界大会「Sauna Herbal Cup」本戦への出場権を獲得。※上位者が辞退した場合は3位に出場資格が繰り上がる。

 ブームから次のステージへ、新しいサウナ体験の扉が開く。「Sauna Herbal Cup」は2015年にチェコで始まった、ウェルネスとリラクゼーションを追求する競技大会。出場者はサウナ空間を舞台に、植物やハーブがもたらす香気や効能を探求しながら、独自の発想と技術で自然と調和するサウナ体験を創り出す。審査は「ハーバルリチュアル」、「ピーリング」、「プレゼンテーション」の3部門で行われ、表現力、独創性、技術力などが含まれる採点項目から総合的に評価される。

 日本サウナ・スパ協会の吉田秀雄会長は22、23年と世界大会を視察。「これは日本にあう。新しいサウナの楽しみ方を紹介したい」と手応えを感じ、正式参加を決めた。昨年から国内予選がスタートし、今年で第2回を迎えた。頂点に輝いたのは昨年のチャンピオン・WAT Mayuka。「昨年の世界大会で学んだものを噛み砕いて、もう一度挑戦したかった。出場するか迷ったけど、本当に出場してよかった」と歓喜の涙を流した。

 簡単な道のりではなかった。先月、アウフグースの世界大会「AufgussWM2025」(イタリア)に日本代表として出場し、団体部門で8位入賞。帰国したのは今大会の約2週間前、同23日だった。「準備はしていたけれど、本格的に動き出せたのは帰国してからだった。昨年優勝したことで精神的なプレッシャーも大きく、今もまだ信じられない」と怒涛の日々を振り返った。

 今回のハーバルリチュアルのテーマは「和敬清寂」。千利休が説いた茶道の精神を、満員のサウナシアターで表現した。「すごくサウナにあっている言葉。サウナでやる意味、植物を扱う意味、対峙するゲストとのつながり。そのひとつ一つを意識しました」。心を清め、穏やかな境地で互いを敬い合うことで真の調和が生まれる。「和敬清寂」の精神を体現する高い表現力が、審査員の心をつかんだ。

 2度目のSauna Herbal Cup世界大会は、来月26日に開幕する。昨年は初出場ながら決勝に進出し、ハーバルリチュアル部門で2位、総合6位という快挙を成し遂げた。Mayukaは「まだまだやれることはある。日本代表として、日本のカルチャーや精神を、植物とともに伝えていけたら」と静かな覚悟を口にした。

《King of herbal》
①WAT Mayuka(ウェルビー栄)
②Yujiro(舞浜ユーラシア)
③あき(SAUNA TEN)
《ハーバルリチュアル》
①Yujiro(舞浜ユーラシア)
②WAT Mayuka(ウェルビー栄)
③Yumi Takeuchi(RE:PRIVATE SAUNA)
《ピーリング》
①WAT Mayuka(ウェルビー栄)
②あき(SAUNA TEN)
③Nozomi Nagira(舞浜ユーラシア)
《プレゼンテーション》
①石森うサぎ(SAUNA Otaru arch)
②あき(SAUNA TEN)
③WAT Mayuka(ウェルビー栄)

 《全国の温浴施設でできる体験型サウナ》今回の入場チケットは、全国の温浴施設関係者を対象に先行販売された。近年、スチームサウナの運用に課題を抱える施設が増える中、吉田会長は「アウフグースは広さが影響するが、ハーバルリチュアルは狭ければ狭いほど香りが立つ。どこの温浴施設でもできる」と新たな可能性を語る。会場では、植物やハーブの魅力をより深く理解するためのワークショップが各所で行われた。ウィスクの巻き方や使い方、ハーブスクラブ、サウナスワッグ作りなど、各施設でもすぐに実践できる内容を、講師陣が丁寧にレクチャーした。

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