藤山直美「歌舞伎を含め道頓堀から生まれて巣立って…」11月に主演舞台「松竹上方喜劇まつり」

[ 2025年10月1日 18:36 ]

喜劇の名作「一姫二太郎三かぼちゃ」「お祭り提灯」に挑む(左から)三林京子、藤山直美、林与一
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 女優の藤山直美(66)が1日、大阪市内で主演舞台「松竹上方喜劇まつり」(11月1~24日)の取材会を共演の林与一(83)、三林京子(74)と行った。

 喜劇の名作「一姫二太郎三かぼちゃ」「お祭り提灯」を上演。「一姫…」では兄弟中にバカにされながらも素直で親思いの子を、「お祭り…」では最後に“おいしいトコ”を持って行く丁稚役を、いずれも父の藤山寛美が得意とした役を女性に変えて演じる。

 「お祭り…」は町内会がなくしたお金を巡り、登場人物らがボロボロになりながら花道を駆けていく姿が笑いを誘うが、林は「この人(藤山)汚いんですよ。僕らはずっとでずっぱりで走ったりするけど、直美さんはええトコだけ出て…。出演も10分、ないんちゃう?」と恨み節。これに藤山は「そうですよ。(林らが)走ればいいんです」ときっぱり言い放ち、三林は「私もダイエットのつもりで、いやダイエットできるよう頑張って走ります」と笑顔で熱演を誓った。

 両作とも昭和初期に作られた名作。藤山は「喜劇の伝承は難しい。喜劇っていうのは発想と解釈とリズム感。私は喜劇はロックやと思っています。魂の中はいつもドラムの音が流れているような。何をしてでもいいから笑ってもらう、ではない。喜劇も“芸には品が大事”と教えられてきた。それを大事に演じていきたい」と真顔で語った。

 来年5月の松竹座閉館を巡り、寛美らが築いた「道頓堀=芝居の街」の歴史がいったん、幕を閉じる。これに「ドバイで左うちわで生きてる人間ならば“買い取りましょうか?”と言いたいんですけど」と笑わせながら「道頓堀五座(芝居の劇場)がなくなることは凄く悲しいことですけれども、歌舞伎を含め道頓堀から生まれて巣立っていった人がたくさんいます。場所はないけど、伝承する芸はある」と話していた。

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