「幸せなんだ」で重なった声と想い──滝沢ひなのが見たNEO JAPONISMの現在地

[ 2025年9月23日 18:00 ]

【画像・写真3枚目】「君がいたから 僕でいられた」——NEO JAPONISM滝沢ひなの ファンと肩を組んで歌う「Never fade away」の色あせない力(撮影・泉なお)
Photo By スポニチ

 7人組アイドルグループ「NEO JAPONISM」(ネオジャポニズム)の滝沢ひなのが、都内で単独インタビューに応じた。2019年の加入からライブをけん引してきた存在が、この夏の主催フェス「NEO KASSEN 2025」で忘れられない光景を目にした。(「推し面」取材班)

 186組ものアイドルが競演した1日のグランドフィナーレ。滝沢が「幸せなんだ」の出だしを歌い出すと、終幕を惜しむような熱気がフロアに充満した。サビだけでなくAメロやBメロまで自然に重なり合う歌声に、ステージと客席の境界は溶けていく。観客と出演者の声が渦を巻き、ひとつの“景色”として立ち上がった。

 「出演してくれたアイドルの皆さんも曲をちゃんと聴いてくれていなきゃ歌えない。こんなに知ってくれているんだって、本当に感動しました」。渋谷で開催された「NEO KASSEN」のあの瞬間は、7人体制になったNEO JAPONISMの現在地をまざまざと示していた。

 舞台裏でも、確かな手応えがあった。すれ違うアイドルたちが口々に「呼んでくださってありがとうございます。本当に出たかったんです」と声をかけてくる。そのひとつひとつに、このイベントが持つ意味の大きさがにじむ。

 特に心に刻まれたのは、かつてコロナ禍の特典会に客として来てくれたアイドルとの再会だった。当時、活動を辞めるか迷っていた彼女にかけた「アイドル頑張ろうね」のひと言。それを覚えていてくれて「また1から頑張れた」と涙ながらに伝えられた。「NEO KASSENに出るのが夢で、叶って本当に嬉しい」とまで言葉を重ねてくれた姿は、滝沢にとって何よりの証しだった。

 自分たちの主催イベントに、夢を持って来てくれる人がいる。その実感が、グループの存在意義を改めて浮かび上がらせる。「色んな角度からネオの現在地が見えたフェスでした」

 ただ、華やかなステージの裏側には、いつも葛藤がある。ライブ本番は「明日地球がなくなってもいい」と思うほど全力で挑むのに、幕が降りれば「もっとできたはず」と悔しさが押し寄せ、眠れぬ夜を繰り返す。慣れが怖く、振り絞れない自分に苦しむ時期もあった。

 その背中を押してきたのは、ファンから届く手紙だ。「不思議と落ちているタイミングで届くんです。読んだ瞬間、涙が止まらなくて。1回それで心がリセットされる。実際に頑張れているかは分からないけど、また頑張ろうって思える、その力になってくれるのが手紙です」

 グループは今、新メンバーを募っている。「やりたいことはいっぱいあります。武道館にも立ちたいし、Mステにも出たい。でも、それって簡単に行ける場所じゃない。『変わらないな』と感じる日もあれば、『もう無理だ』と辞めたくなるくらい苦しい日もあると思います。でも、ここまで一緒に作り上げてきたものや仲間を信じて、自分自身を信じて、その先の未来を目指したい。その夢をNEO JAPONISMとして、そして個人の夢として、一緒につかみに行ける仲間が欲しいなって思います」

 「幸せなんだ」で重なった歌声のように、滝沢ひなのとNEO JAPONISMの歩みは、これからも確かに誰かの胸を震わせ続ける。

この記事のフォト

「NEO JAPONISM特集|全員独占ソロインタビューで「知られざる素顔」に迫る|撮り下ろし写真公開中」特集記事

「美脚」特集記事

芸能の2025年9月23日のニュース