【べらぼう 大河絵(べらぼう絵)】第31話 鬼の形相…畳を這う将軍の壮絶死 怒りの咆哮…新之助の絶望

[ 2025年8月24日 17:01 ]

イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「べらぼう」大河絵第31話 
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 俳優の横浜流星(28)が主演を務めるNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜後8・00)の第32話が24日に放送される。前回は幕府内と市中で、それぞれ衝撃の退場劇。大きなうねりはとどまることをしらず…。

 前回の第31話は「我が名は天」。利根川決壊で大洪水の江戸。蔦重(横浜流星)は、新之助(井之脇海)らを気にかけ深川を訪れる。一方意次(渡辺謙)は、体調を崩した家治(眞島秀和)からある話を聞く…という展開だった。

 利根川の決壊で、江戸の町は大混乱。家を失った多くの人々が疲弊し、食事を求め苦しんだ。町では略奪行為も起こり混迷を極める中、蔦重は新之助家族に周囲には“お口巾着”で米を差し入れる。そこでは新之助の妻・ふく(小野花梨)は飢えで母乳が出ない人たちの子たちに授乳する姿が。いくら蔦重らのお裾分けがあっても、命懸けの行為。この心優しき、聖母のようなふくの善意、助け合いの思いがまさか…。

 幕府内では、体調が急変する家治を心配する側室・知保の方(高梨臨)が、家治をなんとか救いたいと側近・大崎(映美くらら)を頼る。そして家治の父がよく食べていた醍醐を作り差し出した。だが、そんな知保の方の善意、家治を思う心が…。

 ふくは、何と乳をお裾分けしていた女の夫が家に押し入り争った末に…。幕府内では、回復するどころか、日に日に弱っていく家治。側近・大崎の表情が何かを物語る。

 ふくと子の死、命を奪った者を知り新之助はやりどころのない怒りと憎しみを押し殺し叫んだ。

 「この者は俺ではないか!…俺はどこの何に向かって怒ればいいのだ!!」

 一橋治済(生田斗真)の野望、暗躍を知りながら立場上見逃してきた、いや言葉にすることも処することもできなかった家治は、死が目前だと悟り、畳を這い、鬼の形相で言葉を絞り出した。

 「これからは…余も天の一部となる。余が見ておること、ゆめゆめ忘れるな!」

 治済の胸ぐらをつかみ将軍の意地、執念を見せ息絶えた家治。治済の表情は…。一つの時代が終わった。田沼家に信頼され、心意気でここまで順調に来ていた蔦重にも大きな“2つの死”だった。

 救いようのない展開の連続に言葉を失った編集オジサン2人。「石井さん、家治と新之助の無念を是非描いてください!」。石井さんは何も言わず、小さくうなずいた。

 第32話は「新之助の義」。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)から始まり4年目。

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