宝塚星組トップ礼真琴 宝塚生活に別れ「最高の宝塚人生だったぞ」

[ 2025年8月10日 20:33 ]

終演後、記者会見をした礼真琴
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 宝塚歌劇星組トップスター、礼真琴(れい・まこと)のサヨナラ公演「阿修羅城の瞳/エスペラント!」の千秋楽が10日、東京宝塚劇場で行われた。

 ついにこの日が来た。迫力ある芝居、正統派の歌声、キレッキレのダンスと全てにおいて観客をとりこにした“星組の一番星”礼真琴が17年の宝塚生活に別れを告げた。

 終演後のサヨナラショーは「道を開けろ僕が通る(ロックオペラ モーツァルト)」から始まり、星組生とともに「Etthara Jenda(RRR)」を歌い上げラストパフォーマンスを終えた。

 宝塚の正装、袴姿で最後の大階段を降りた。次期トップスター・暁千星(あかつき・ちせい)と同期のひろ香佑(ひろか・ゆう)から青いバラの花を受け取った後「愛にあふれた宝塚。私にはいばらの道ばかりでした。もう1度やり直せたらと何度も何度も思いました。でも同時に苦難を乗り越えた先には、新たな光が差す、私は何度も経験しました。それはスタッフ、仲間のおかげ、そして何よりも信じて待っててくれたお客様がいてくださったからです。宝塚歌劇を卒業する今、歩んできた日々に悔いはない。そう胸を張っていえることにこのうえない幸せを感じます。大好きな仲間たちとこの舞台でもう会うことはないと思うと寂しくてたまりません。今、私の目に映るこの素晴らしい景色、一生忘れません。世話になったな。南北先生(組長・美稀千種の今回の役)。俺は旅に出る。青春のすべてでした。本当にありがとうございました」とあいさつ。千秋楽のプラチナチケットを手に入れた満員の客席から惜しみない拍手が送られた。

 終演後に記者会見が行われ「気がつけばあっというまにすぎていた、今はとても幸せでいっぱい」と話した。以下一問一答。

 ――終わった今、宝塚とはどんなところだった?
 「私が初めて見た時に感じた唯一無二の宝塚の世界に飛び込んでから、芸事はたくさん学びましたが、人との関わりで宝塚はこれだけ愛されるところだと17年間かけて学びました。礼真琴という人間を作ってくれた青春のすべてです」

 ――入団してから大きな期待を背負ってきたがどうやって壁や葛藤を乗り越えたのか?
 「一番大きな出来事は、トップになってからのコロナ禍。誰も経験したことがない事に立ち向かっていく。その中で星組全員とお客様と前に進んできた道のりがあったからこそ、すべてのことに感謝の思いがあって自分の成長にもつながったかなと」

 ――男役とは?
 「朝、目覚めた時から男役。自然に染みついた男役として立派になるまでにたくさんの険しい道のりを歩んできた。もがいても辿りつけない時は素晴らしいスターさんたちに育てていただいて。礼真琴という男役の終着地点を迎えられたことが一番の誇り。男役は未知の世界で、完成のない最高に楽しい宝塚の一番の魅力かな」

 ――今後は?
 「明日からの自分自身が一番不安です。女性初心者として生きていくというか。本当に宝塚に入ってから歌うことが大好きで、どこかで自分の歌を聞いてくれる機会があったらいいなという夢はありつつも、新たな人生でもがきながらいろいろなことに挑戦できたらと思っております」

 ――今日でお別れするタカラジェンヌ礼真琴に今言葉をかけるとしたら?
 「本当におまえはこんなにたくさんの方のおかげで今こんなに幸せだよ。出会った人のおかげで最高の宝塚人生だったぞと胸を張っていえます」

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