浅野ゆう子 阪神・淡路大震災で母が被災 命懸けで助けてくれた恩人と再会「母と私がいるのは…」

[ 2025年8月5日 20:51 ]

浅野ゆう子
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 女優の浅野ゆう子(65)が、5日放送のフジテレビ系特番「上沼&香取のずっと伝えたかった」(後7・00)に出演し、母の命の恩人へ感謝を伝えた。

 出演ゲストがどうしても会いたい思い出の人、恩人を探し、伝えたかった思いを告白する番組。神戸出身の浅野は、95年1月17日の阪神・淡路大震災の際、神戸で被災した母を助けてくれたテレビディレクターの西脇さんの名を挙げた。

 母・住枝さんは、既に東京で仕事をしていた浅野の世話をするため、たびたび神戸から訪ねてきていたという。ある日も神戸へ帰って行ったが、その直後に震災が。早朝に浅野の携帯電話が鳴った。母からだった。

 「当時まだ携帯は持っておりませんでしたので、公衆電話に並んで。あまりにも泣いているので、前にいた大学生風の男性が“お先にどうぞ”って言って下さったり。優しい心って感じますよね」

 母は無事だけ伝えると、すぐに電話を切った。それでも心配な浅野は、母を助け出すすべを考えたという。以前にロケで一緒になったテレビディレクターの西脇さんに連絡。「神戸に入れないでしょうか」と、浅野が自ら助けに行けるよう、無理を承知でお願いしたという。西脇さんは「何か方法を探してみますね」と返答。すると翌朝、驚くべき連絡があった。「お母さん、見つかりましたよ。今、新幹線に乗せましたんで、駅まで迎えに行ってあげて下さい」というものだった。

 番組では、浅野から連絡を受けた西脇さんの行動をVTRで再現した。自身も被災した大阪から、車で単身、神戸へ。報道関係者としてではなく、一般人として被災地へ入ったという。普段は30分で着く距離が5時間もかかるほどだったといい、浅野の母が避難している場所に到着。無事に救い出し、新幹線に乗せてくれたという。

 しかも、震災直後。新幹線は不通区間もあった。浅野は「新神戸まで新幹線は行っていない。新大阪にも行っていない。京都もまだまだ。そういう日でした。でも、“動いている最寄り駅から新幹線に乗せた”とご連絡をちょうだいして、びっくりしました」と、その尽力にあらためて感謝した。

 スタジオには西脇さん本人が登場。救出当日を振り返った。「日中(に神戸に入るの)は、絶対に難しい。時間が過ぎて、夜になれば入ることができるんじゃないかと言われたので。被災地の状況が手元に映像としてもなかったので、大変だろうけど、誰かを迎えるくらいなら何とか頑張ればいいんじゃない?って、情報がないだけに動けた」。まさに命懸けの行動だった。

 西脇さんを前に、浅野は「自分が年を重ねていく分、命の大切さが分かるようになってきて、どれだけの思いをして母を迎えに行って下さったのか、考えるだけで、西脇さんの大きさ、人としての温かさを感じて、30年を迎えました。今、母と私がいるのは、西脇さんのおかげだと思っています」と深く感謝。「92歳で健在です」と、母の健在ぶりも報告していた。

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