クマ専門家 もしクマに遭遇したら…1番してはいけないのは「背中を見せて走るというのが1番悪い行動」

[ 2025年7月17日 11:41 ]

 ヒグマの生態や行動、人間との関係などを研究している酪農学園大学の佐藤喜和教授が17日、フジテレビの情報番組「サン!シャイン」(月~金曜前8・14)にリモート出演。クマによる人的被害が全国で相次いでいることについてコメントした。

 北海道は12日、福島町で新聞配達中の男性がヒグマに襲われて死亡した事故を受け、同町全域で「ヒグマ警報」を発出した。2022年5月に注意報や警報の制度ができて以来初めてで、8月11日までの1カ月間発出する予定。岩手県北上市でも、ツキノワグマが民家に侵入し、女性が襲われて死亡するなど、人的被害が全国で相次いでいる。

 また、女子ゴルフの国内ツアー、明治安田レディースを主催する日本女子プロゴルフ協会は16日、会場の宮城県富谷市の仙台クラシックゴルフ倶楽部でクマの目撃情報が同日あったため、きょう17日の競技を中止にすると発表。協会によるとクマ出没が原因でレギュラーツアーの試合が中止となるのは「記録に残っている限りでは初めて」という。

 佐藤氏は、被害が相次いでいる理由について「1つは、森の中にクマにとっておいしいエサ、栄養豊富な植物類が少なくなってくる季節であるということ。そして、もう1つはクマの繁殖期の後半戦ということで、クマの社会全体で多くのクマがあちこち動き回るような不安定な季節であるということ。その2つが重なっているのかなと思っています」とし、「クマにとって人間が出した生ごみは山にあるどんなエサより魅力的。生ごみに餌付いたクマは、その魅力から離れられなくなるほど強い執着が生まれ、生ごみを求めて繰り返し人里に出てくるようになる」と指摘した。

 そして、「これから8月、9月にかけて森の中ではエサの少ない季節が続きますので、家庭菜園ですとか畑、果樹園などで、ちょうど人間が食べる作物や果樹がおいしくなる季節ですから、それを求めて下りてくるクマの数は増えるだろうと思います」と推測した。

 また、遭遇した時には「今起きているような市街地の中とか自宅の前といった時には、ほとんどできることはないのかなあとは思いますけれども、可能であれば建物の中や車の中など安全な場所に直ちに避難することが大事だと思いますし、ぽつんと立って目立つとクマに攻撃されやすいですから壁際とか物陰とかに身を隠していただくことが大事かなと思います」と言い、MCの谷原章介が「出合った時、絶対やっちゃいけない行動、どんな行動ですか?」と聞くと、「背中を見せて走るというのが1番悪い行動だと思いますので、怖いとは思いますけれどもグッと我慢して背中は見せないということを心掛けてほしいです」と話していた。

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