【私の一票】フリーアナ・有働由美子「大切なこと」考えるきっかけに

[ 2025年7月17日 04:40 ]

有働由美子(撮影・松永柊斗)
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 物価高や外交・安全保障、外国人政策などが争点に挙がる参院選。有権者は何を思い、投票すればいいのか。各界の著名人に、票に込める思いを聞いた。

 【フリーアナ・有働由美子】報道の現場で多くの選挙を取材する中で、選挙は単なる義務や形式ではなく、私たち一人一人が未来を選ぶ大切な権利だと強く感じてきました。しかし、現在の日本では「どうせ変わらない」「面倒くさい」と投票に行かない大人が多いのが実情です。

 私は2022年夏、戦争が始まって半年がたったウクライナを訪れました。ちょうど独立記念日の時期で、ロシアによる空襲警報が鳴り響く中、虐殺のあった場所にも足を運びました。人が殺されるという現実が、日常にある。その空気を肌で感じ、正直足がすくむ思いでした。朝ドラでも第2次世界大戦が描かれていましたが、いったん戦争に向かい始めると、簡単にはやめられなくなる。だからこそ、その手前にある「兆し」や「気配」に、国民である私たち一人一人が気づけるかどうかが危機を止める鍵なのです。

 選挙に行くこと。それが「大切なことは何か」を考えるきっかけになると信じています。そして、子供のうちから「選挙は大事」と伝える必要性を感じ、絵本「コドモの大學(3) せんきょに行こう!~えらぶ たのしさ えらべる しあわせ~」(ハゴロモ刊)を制作しました。私を投影した妖怪「う~どん」が登場し、子供たちに「選挙は自分たちの未来を選ぶ大事なチャンス。絶対に手放してはいけない」と語りかけます。

 選挙に正解はありません。「選んだ人が汚職した」など失敗してもいい。そこから学べばいいのです。経験することで、本当に大切な価値観が見えてきます。選べる自由があること自体が幸せ。そんな思いを込め、大切な一票を投じてほしいと願っています。

 ◇有働 由美子(うどう・ゆみこ)1969年(昭44)3月22日生まれ、大阪府出身の56歳。神戸女学院大卒業後、91年にNHK入局。五輪現地実況、紅白歌合戦司会なども担当。18年3月に退局しフリーへ。

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