「旅と日々」 ロカルノ映画祭出品決定!

[ 2025年7月8日 18:00 ]

雪景色の中でたたずむシム・ウンギョン(C)2025『旅と日々』製作委員会
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 「ケイコ 目を澄ませて」(2022年)や「夜明けのすべて」(24年)などの作品で知られる三宅唱監督(40)の最新作「旅と日々」が8月6日にスイスで開幕する第78回ロカルノ国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門に正式出品されることが決まった。

 衣笠貞之助監督の「地獄門」(1953年)や市川崑監督の「野火」(59年)などが最高賞の金豹賞を受賞するなど日本映画とも縁が深いロカルノ映画祭。近年でも青山真治監督の「共喰い」(2013年)や濱口竜介監督(46)の「ハッピーアワー」(15年)などが上映されて評判を呼んだ。三宅監督にとっては「Playback」(12年)以来13年ぶり2作目の快挙となった。

 漫画家つげ義春(87)の「海辺の叙景」と「ほんやら洞のべんさん」が原作。旅先の山奥でおんぼろ宿に迷い込んだ脚本家の李が、「ベン造」と名乗る宿主との出会いをきっかけに人生と向き合っていく過程を李本人がつづっていく物語だ。主人公の李にシム・ウンギョン(31)、「べん造」に堤真一(60)、さらには河合優実(24)や高田万作(18)、つげ作品に欠かせない佐野史郎(70)や斉藤陽一郎(54)、松浦慎一郎(42)ら実力派が出演している。

 三宅監督は「ロカルノは私が初めて参加した国際映画祭でした。映画そのものへの親密な敬意が息づくあの空気を思い出すと、今も背筋が伸びます。10年以上を経て、『旅と日々』とともに再訪できる縁を、うれしく、意味深く受けとめています。俳優やスタッフが季節をまたいで積み重ねてきた確かな仕事を、何より誇りに思います」とコメント。

 主演のシムも「三宅唱監督の素晴らしい世界観に参加できたことをとても光栄に思っています。そして、ロカルノ国際映画祭という素敵な舞台で、皆さまに本作をお届けできることに、今から胸が高鳴っています。『旅と日々』の初めての旅路、どうぞご一緒にお楽しみいただければ幸いです」と喜びをかみしめている。

 映画祭選考委員会は「『旅と日々』は、まさに日本映画の最高峰を体現していると思います。哲学的でありながら気取らず、瞑想的でありながら地に足がついている。人生の意味や、私たちが(なぜか)選ぶ道、そして出会いがどのように私たちの存在の一部になっていくのかを静かに見つめている。この映画は、非常に繊細に、本質的な何か、人間の深い部分に触れています」と絶賛のコメントを寄せている。

 作品はビターズ・エンドの配給で、11月7日、東京・TOHOシネマズ シャンテ、テアトル新宿ほかで全国ロードショー公開される。

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