カンテレ新社長が会見 フジ問題で「逆風」の中「過去の体制に依存しない独立した視点で経営に当たる覚悟」

[ 2025年6月19日 17:30 ]

会見したカンテレ・岡宏幸新社長
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 関西テレビ(以下カンテレ)の新社長に正式決定した岡宏幸氏(56)が19日、大阪市内で会見した。

 フジの一連の問題をめぐって、当時フジの専務だったカンテレ・大多亮社長が4月に退任。福井澄郎会長が社長を兼務した。先月19日、カンテレは福井氏が退任し、岡取締役が社長に昇格、会長にはテレビ愛媛の尾谷牧夫社長が就任するとする人事を発表。この日の株主総会、取締役会を経て正式決定し、両氏が会見に列席した。岡新社長は、フジテレビの取締役候補にもなっている。

 岡新社長は「過去の体制に依存しない、独立した視点で経営に当たりたいという覚悟で臨む。それを実現できる若くてフラットで柔軟性とスピードを兼ね備えた新体制を」と語った。

 「フジテレビの問題をきっかけに業界全体の信頼が揺らいでいる」と指摘。経営陣は若返りを図り、フジ問題に伴う社内外の信頼回復のため 「ガバナンスの徹底とコンプライアンスの強化を最優先でやっていく」とアピール。「今、逆風の中にいるが、逆風に負けない推進力で前のめりに進んでいきたい」と語った。

 ◆岡 宏幸(おか・ひろゆき)1968年(昭43)10月18日生まれ。91年4月にカンテレ入社。営業部長、編成部長、編成局長、コンテンツデザイン局長、人事局長を経て、23年6月に取締役に就任。24年7月からはコンプライアンス推進局担当取締役も務めていた。
 <フジテレビ問題をめぐるカンテレの経緯>元タレントの中居正広氏によるフジテレビ元アナウンサーとのトラブルを巡る問題で3月31日、フジテレビの第三者委員会は300ページを超える報告書を発表。被害女性が中居氏からの性被害を同局に申告したものの、当時の港浩一社長と大多亮専務、編成制作局長が「プライベートな男女間のトラブル」と判断していたことを報告。「性暴力に対する無理解と人権意識の低さが見て取れる」と断じた。

 大多氏は同31日にコメントを発表。「厳しいご指摘を受けたことを、真摯(し)にそして深く受け止めております」とし、「被害に遭われた女性には、寄り添うことができず、心よりお詫び申し上げます」と謝罪していた。さらに、4月1日の同局の入社式で「このたびは私のフジテレビ時代の問題でこのような状況になっていることを本当に申し訳なく思っています」と謝罪した。
 
 同4日、多田氏は囲み取材を行い辞任を発表。「第三者委員会の調査報告書において当時の私の対応に厳しい指摘を受けました。その指摘を真摯に受け止め、これ以上関西テレビ社長の職を続けることは不適切と考え、本日付で辞任した次第です」と説明した。

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