妻夫木聡、「あんぱん」で北村匠海と17年ぶり共演 “生徒”の成長に万感「とんでもない俳優に」

[ 2025年6月9日 08:15 ]

連続テレビ小説「あんぱん」で八木信之介役の妻夫木聡(左)。嵩役の北村匠海と約17年ぶりに共演した(C)NHK
Photo By 提供写真

 女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は9日、第51回が放送され、俳優の妻夫木聡(44)が本格登場を果たした。朝ドラ初出演で挑むのは、漫画家・やなせたかしさんをモデルとした柳井嵩(北村匠海)の“戦友”八木信之介役。北村とは2008年公開の映画「ブタがいた教室」以来、17年ぶりの共演。久々の共演を、妻夫木はどう感じているのか。スポニチアネックスの取材に応じ、北村の成長と秘話を明かした。(那須 日向子)

 <※以下、ネタバレ有>
 第50回(6月6日)、1942年(昭和17年)夏、嵩は小倉連隊に配属。八木と運命的な出会いを果たした。

 妻夫木は、やなせさんと妻の暢さんをモデルに「アンパンマン」が生まれるまでの夫婦の軌跡を描く本作で朝ドラ初出演。演じるのは小倉連隊の上等兵・八木信之介。一見厳しくも、実は軍隊になじめない嵩に気を掛け、折に触れて助け舟を出す前半のヤマ場「戦争パート」を担う重要人物だ。

 17年前の共演作「ブタがいた教室」は小学校の教室で飼育することになった子ブタを通して、命の尊さや食のあり方について子どもたちが向き合う物語。妻夫木は担任の星先生、北村はその生徒の拓実を演じた。「当時、匠海はまだ小学4年生。今、彼の出演する作品でこうやって共演できているのは本当にうれしいです」と笑顔。“教え子”の成長に「本当に感慨深い」としみじみかみしめる。

 当時の北村を思い浮かべ「当時も結構静かな子だったんです。自由に発言させるために、生徒役には台本が渡されていなかったシーンもありました。彼の場合は無駄なことを発しないで、ポンって言葉を発する子だったんですよね」と懐かしむ。そんな小学生ながら独特な存在感を放つ北村を見て「今度、彼と一緒に芝居する時は彼のことを支えるような役がいいな」と思っていたという。まさに“念願の共演”だった。

 10年ほど前に「ブタがいた教室」の同窓会で再会。当時から「DISH//」のボーカルとして活躍しており「その時のイメージは、音楽の方が俳優より比重が強いイメージ。だから“彼はこれから音楽で食べていくのかな”と思いましたけど、今や俳優業も音楽業もしっかりと両立していますよね」と多才さに舌を巻く。

 同窓会では北村から「いつか一緒に芝居できたらうれしいです」と言葉を掛けられた。「まさか10年後ぐらいにこうやって一緒にできているとは…本当に嬉しいです」とはにかむ。

 そうして今年、朝ドラで共演。「いつもフラットで力が抜けている」という北村の存在感。「素晴らしいなと思うのは、役を演じるということではなくて、ちゃんとそこに存在しようとしている匠海君がいる。彼のスタンスが僕は本当に大好きです」と、ただ役を演じるのではなく、嵩として生きようとする姿勢に感銘を受ける。

 17年を経てもなお「フツフツと心の奥底で燃えたぎるものを持っているけど、その熱さを見せない」姿はあの頃と変わっていなかった。「彼はこのままもっともっととんでもない俳優になっていくんだろうなと今も感じますね」とさらなる飛躍に目を輝かせる。

 教え子から戦友へ―――。成長を遂げた北村と円熟味を増した妻夫木が織りなす物語に注目だ。

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

芸能の2025年6月9日のニュース