石井ふく子氏 演出舞台あす開幕 自宅で足をケガ「なんとかご心配かけないように演出したい」

[ 2025年5月31日 15:06 ]

舞台「花嫁~娘からの花束~」の囲み取材に出席した石井ふく子氏(撮影・糸賀日向子)
Photo By スポニチ

 石井ふく子氏(98)が31日、東京・三越劇場で、演出を手掛ける舞台「花嫁~娘からの花束~」の囲み取材に出席した。

 石井氏からの依頼を受けて向田邦子さんが書き下ろし、1977年に放送されたドラマの舞台化。東京・上野池之端の下町を舞台に、変わることのない日本の家族像を描く。東京・上野池之端の下町を舞台に、変わることのない日本の家族像を描く。

 主演の久本雅美(66)とは初タッグ。稽古中に印象に残っていたエピソードを聞かれ、久本は「先生、おみ足悪い状態なのに、ノってきたら前に出てきちゃう。杖なしで前に出てきてる、というくらい(作品への)思いが強い。あれはちょっと驚きました」と話した。石井氏は「自分の家の廊下でケガをして皆さんにご迷惑を掛けたんじゃないかと心配」と明かし、「少しずつ足は良くなっていますので、なんとかご心配かけないように演出をしたいと思っています」と意気込んだ。

 石井氏は久本について「非常に謙虚な方で非常に素敵だなと思って、これからもまたご一緒したいと思う方」と称賛した。一方の久本は、以前石井氏について「怖いイメージがあった」と話していたが、この日は一転、「優しい、おおらか、そして丁寧にお芝居についておっしゃって頂けるので凄く学ばせて頂きました。先生が大好きで“居心地良い”と言ったら“私もよ”と(言われた)。人としても女性としても演出家としてもいろんな意味で大好きで尊敬できる。ナチュラルでフラットなので、怖いと言ったのはおわびして訂正致します」とすっかり石井氏のとりこになっていた。

 また、小林綾子(52)は「石井先生には10歳の頃からお世話になっております。今またこうやってお芝居をご一緒させて頂けることに心から感謝しております」と石井氏とともに作品を作り上げる喜びを語った。

 稽古は短期間で行われたという。共演の丹羽貞仁(56)は「(石井)先生のお稽古は短時間濃密集中型で、あっという間の稽古期間だった」と振り返り。「通常6、7時間の稽古を行うが、石井先生は大体3時間。初日の稽古では必ず全員が台本を外していて、せりふが入っている状態で始まる。そこから心を紡いでいくような感じ」と話した。

 久本も、石井氏の稽古には最初驚いていたようだ。「最初スケジュールを見て、稽古時間少なくない?って不安だった。羽場ちゃん(羽場裕一)とも不安だよねと言っていたら、先生がふとした瞬間に“稽古なんてそんなにやるもんじゃない”とおっしゃっていた。後ろで“反省だな、俺たち”って言っていた」と告白。「細かいところはおっしゃいますけども、(短時間集中型で)気合が入るので、1回言われたところは命に入っちゃう。短時間でもここがポイントかとか(分かる)。濃密な濃厚な時間でした。先生から集中してやることの大事さを学ばせていだだいて、とても勉強になりました」と石井氏から得た学びについて話した。

 公演はあす6月1日~24日まで同所で。

続きを表示

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

芸能の2025年5月31日のニュース