「あんぱん」豪“新規回想”ネット涙「不器用な自分に…」鼻緒シーン裏側 大河・信康に続く細田佳央太好演

[ 2025年5月21日 08:19 ]

「あんぱん」原豪役・細田佳央太インタビュー

連続テレビ小説「あんぱん」で朝ドラ初出演を果たし、若き石工・原豪役を好演した細田佳央太(C)NHK
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 女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は21日、第38回が放送され、若き石工・原豪の戦死が判明。出征前夜にようやく結ばれ、最愛の人の生還を待ち続けた朝田家の次女・蘭子(河合優実)の“正義は逆転”した。豪と蘭子の“新規回想”に視聴者は号泣。朝ドラ初出演で、豪ちゃんの生き様を見る者の心に刻み込んだ俳優・細田佳央太(23)に撮影の舞台裏を聞いた。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。

 第38回は、朝田家は原豪(細田佳央太)の戦死の報せに悲嘆。皆が口々に「豪は立派だった」と語る中、朝田蘭子(河合優実)は一人押し黙る。深夜、線香を絶やさず起きている蘭子に、朝田のぶ(今田美桜)は掛ける言葉がない。翌日、のぶの生徒が焼香に訪れ「いつかお国のために立派にご奉公したい」。蘭子はいたたまれず出ていってしまう。石置き場に佇むと、豪との思い出がよみがえる。追い掛けてきたのぶに、蘭子はどこが立派なのかとつぶやき…という展開。

 蘭子「どこが、立派ながで。みんなが立派やという度に、何遍も何遍も聞く度に、うちは悔しゅうてたまらん」

 のぶ「豪ちゃんの戦死を、誰よりも、蘭子が誇りに思うちゃらんと」

 蘭子「お姉ちゃん、本気でそう思うちゅうがかえ?男の子は兵隊になって戦争に行きなさい。命を惜しまず戦いなさい。豪ちゃんみたいに名誉の戦死をしなさい。戦死したら、みんなで立派やと言いましょうって」

 のぶ「そうながよ」

 蘭子「そんなの嘘っぱちや!みんな嘘っぱちや!」

 豪のため、のぶの慰問袋作りに献金していた蘭子だが、最愛の人を失い“正義は逆転”した。

 2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」でも、物語前半の重要な役を任された細田。主人公・徳川家康(松本潤)の長男・松平信康を好演し、家康の人生を変える中盤のクライマックス「信康・築山殿事件」を見事なまでに全うした。

 「信康と豪、2人の最期を比べるのは凄く難しいですけれど、信康の自害も戦国時代においてはある種、名誉なことだと思うんです。侍のまま死ねるわけですし、何より信康には“徳川家を守る”という目的がありました」。蘭子と草吉(阿部サダヲ)以外は皆、豪の戦死を「立派」だと口を揃えたが「ただ、その一方で、信康も豪も愛する人たちと二度と会えなくなることには当然、やり切れなさを抱えていたと思います。2人はある意味、一緒なのかもしれません」と解釈を明かした。

 新撮回想は、下駄の鼻緒がもげた蘭子のため、豪が手ぬぐいを破って取り換えてあげるシーン。第8週の担当・柳川強監督(チーフ演出)から「豪が歯で手ぬぐいをちぎる」と知らされた時は「果たして、この不器用な自分にできるのか、と不安になりましたね。素敵なシーンになることが分かっていたからこそ、手間取ったらめちゃくちゃダサいな、と(笑)。テストは割とスムーズにできたのですが、本番はうまく切れなくて、1回リテイクしました(笑)。でも、クランクアップしてから、別の用事でNHKに行った時に、柳川監督が『自分たちが思っていた以上に、鼻緒のシーンが深い意味を持った』とおっしゃってくださって。凄くうれしかったですし、安心しました」と振り返った。

 第28回(5月7日)、草吉は「行くな。戦争なんてロクなもんじゃねえよ」。豪は「お気持ちはありがたいがですけんど、わし、もう覚悟はできちょります」と打ち明けた。

 「それでも、父同然の釜次さんより先に逝くのは親不孝ですし、折角想いが通じ合った蘭子さんと添い遂げることも叶わなかったわけで。もうこれ以上、豪のような人を増やしてほしくない、というのが僕自身の願いです。同時に、豪として釜次さんと蘭子さんに託したいメッセージになるのかもしれません。この『あんぱん』という作品が戦後80年の年に放送されるのは、とても意味のあることだと思っています」

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