辛坊治郎氏 年金制度改革法案に疑問符 国民年金目減り危機も「根本問題だったテーマがずっぽり抜け…」

[ 2025年5月14日 18:00 ]

辛坊治郎氏
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 キャスター辛坊治郎氏(69)が14日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演し、自民党が国会に提出する年金制度改革法案について見解を述べた。

 自民党は13日に開いた総務会で、年金制度改革の関連法案について審査。厚生年金加入条件の適用拡大などを盛り込んだが、就職氷河期世代の救済を目指す基礎年金の穴埋めとして、厚生年金の積立金を活用する案は見送られた。参院選で争点になることへの懸念の声が影響したとみられる。法案は16日に閣議決定し、国会へ提出、今国会内での成立を目指す方針。

 辛坊氏は「年金制度の改正法案が閣議決定されて、国会に提出されて、今国会で成立…するかどうかは分からないですよ。与党は過半数割れてますから、衆議院で。衆議院で可決、参議院で可決、両方可決しないと法律になりませんから」と、そもそも法案が成立するかどうかを懸念。「衆議院で通るためにはどこかの野党が賛成しないといけない。最終的に落としどころとしては、予算と同じように国民民主とか維新が賛成して法案が通るかなあ…」と見通しを語った。

 長年、存続危機が叫ばれている年金制度は、少子高齢化によって下支えできる若者世代が減っており、今後さらに拍車がかかることが予想される。辛坊氏は「ここまで高齢者が増えて、平均寿命が延びて若年層の人口が減ってくると、どうも今の3割減くらいにしないと、つじつまが合わなくなるというのが見えてくる」と指摘。現在の支給額は満額でも月6万9308円で、「ここから3割減って、まったく国民年金では暮らせないじゃないですか?」と訴えた。

 そこで浮上していたのが、国民年金よりは余裕の厚生年金からの積立金を活用する案だった。しかし、辛坊氏は「ここが筋が悪いと思う。国民年金の金額を上げないといけないのは当然にしても、厚生年金の人の支払い額を今後20年くらい、月額最大7000円、人によるけど数千円、毎月の金額を減らすことで、国民年金に回しましょうというのは、ちょっとやり方として筋悪くないすか?という話になる」と疑問を呈した。

 さらに「それをちゃんと説明すればいいんだけど、厚生労働省は説明したくないし、選挙が近い与党も説明したくない」と裏事情も暴露。結局、この案は見送られ、「今回の年金制度改革法案では、元々の根本問題だったテーマがずっぽり抜けて、今年の厚生年金の改革法案には今、ここで説明したことは一切入らなくなる。逆に野党は、それが攻め口になっているというのが現状です」と解説した。

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