「あんぱん」陰で支える方言指導・西村雄正 音声ファイルは「2700本」朝ドラ“屋台骨”誰よりも現場に
NHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)で、ヒロイン・朝田のぶを演じる今田美桜(28)の“コテコテ”の土佐弁が早くも話題となっている。アンパンマン生みの親・やなせたかしさんと妻・暢さんをモデルとした物語で、夫婦が住んでいた高知県が舞台。今田は高知で育ったのぶを、流ちょうな土佐弁で見事に表現している。その裏には作品の「土佐ことば指導」を務める俳優の西村雄正(47)の存在があった。西村はスポニチアネックスの取材に応じ、土佐弁のセリフを録音した音声ファイルが「2700本に到達した」と告白。その舞台裏を明かした。(那須 日向子)
<※以下、ネタバレ有>
「たまるか!」「ほいたらね」…。キャッチーな土佐弁が次々と登場し、視聴者の話題を集めている同作。これらの土佐弁を指導するのは、これまでに23年度前期「らんまん」などさまざまな作品で土佐ことば指導も務めてきた西村氏だ。高知県土佐市出身で、2002年に俳優デビュー。高知を舞台にした映画「県庁おもてなし課」(13年)「あらうんど四万十~カールニカーラン~」(15年、主演)をはじめ、日本テレビ「デスノート」やNHK大河「花燃ゆ」などのドラマや舞台で活躍。16年から現在まで高知県観光特使も務めている。
音声テープを聞いて学習→実践を重ねて土佐弁を体に染み込ませていく…という指導スタイルを取っている西村。その音声テープは「セリフを一字一句吹き込んで一人一人に当てて作っている」という。1ファイルは長いものだと6分ほど。主要キャストだけでなく「エキストラの人も隙間なく全部入れています」という徹底ぶり。そしてそのテープは「まもなく2700本」に到達するというから驚きだ。
「らんまん」でも同じ指導法だったが、同作では全体を通して音声テープは1000本ほど。今作は撮影途中にもかかわらず既にその倍の数がある。その違いについて「『らんまん』の時は1回セリフを読んだだけでした。でも『あんぱん』は普通のセリフのスピードとゆっくりバージョンを入れている。だから2倍の数。凄い時間がかかります」と通常スピードとスロースピードの2パターン収録していると明かした。
こだわりはこれだけではない。「役者の言い回しの癖が分かってきたところは少しモノマネしています」と、はにかむ。理由は「イントネーションの音が取りやすくなる」から。「セリフの癖ってあるんです。あと女性だと高い音で入れてあげる。子供は高くないと音が取れないので絶対高い声で入れます」と細やかなこだわりを明かす。
音声テープの録音だけではなく現場でも出演者に直接指導、さらに撮影にも立ち会う。「役者と“どんな気持ちでやりたい?”って確認するんです。音声テープ通りの完璧な土佐弁じゃなくてもいいし、その時の感情で音は変わるじゃないですか」と指導はリズムを重視。直接役者とコミュニケーションを取りながら作り上げていく。「例えば“~やき”という言葉がないほうが言いやすいって言うんだったら、“もう取っちゃえば?”って言います。そうすることで感情が乗りやすくセリフが詰まらないで話しやすくなる場合もある」と役者の気持ちにも寄り添う。自身も俳優だからこそできることだ。
現場に誰よりも長くいる“屋台骨”。「僕は主役の今田さんより現場にいる時間長いです」と明かした。「もう現場に住んでいるんじゃないかって言われています」と屈託なく笑う。
だからこそキャストからは絶大な支持を得ている。「出演者とキャッキャしていますね(笑い)。指導していない(柳井嵩役の)北村匠海さんとも仲いいです。スタジオでも横に付いて冗談を言ったり楽しく喋ってます」と和気あいあいとした空気感を笑顔で伝える。
現場では直接撮影に立ち会い、家に帰ってからはテープの吹込み、台本のセリフ直し…「あんぱん」に全力投球する日々だ。「他の仕事はほとんど入れてないです。家に帰っても作業しているので。昨日も朝から夜中までいろいろ作業していました」と明かす。ところがその表情に疲れは見えない。
「やっぱり僕も撮影好きなので。分量的にはしんどいですけど楽しいですね。“ああ、楽しいな”って思うからこそできるのかなってつくづく思います」と目を輝かせて語る。
回を追うごとに注目が集まる「あんぱん」。その陰には“誰よりも現場にいる”西村の存在があった。
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