万博開幕記念「1万人の第九」 総監督の佐渡裕氏「ホントにホッとしました」

[ 2025年4月13日 11:23 ]

万博開幕イベント「一万人の第九 EXPO 2025」で熱唱する合唱団
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 1万人の歓喜の歌声が万博会場に響き渡った―。13日に開幕した「大阪・関西万博2025」の開幕記念イベントとして「1万人の第九 EXPO 2025」が開幕の午前9時から会場南側のウォータープラザ、大屋根リングを舞台に催された。

 応募総数1万8000通から抽選で当選した1万263人が参加。大屋根リングには約500メートルに渡って6595人が並び、ウォータープラザには3668人が勢揃い。韓国、中国からも多くが参加した。

 開演前はパラパラと小雨模様だったが、合唱中は雨もぴたりとやんだ。万博アンバサダーでもある指揮者・佐渡裕氏(63)が総監督を務め、大粒の汗をしたたらせながらタクトを振るった。25分間の大合唱が終わると、花火が上がり、「ブラボー」と叫ぶ声が飛び交った。

 大イベントを終えた佐渡氏は「ホントにホッとしました。大役ですし、初っぱな。責任重大ですから」と第一声。「外で1万人でやるのは信じられない規模。難しさはあったが、歌に関してはうまくいくと思ってました。本番で迫力も違った」。

 空模様はずっと気にしてたようで「雷とか雨が降らないかと心配していた。ドキドキしてました」と前夜は天気予報とにらめっこ。だが1週間前のリハーサル時も「ボクが指揮台に上がると雨がやんだ」とニンマリ。本番も雨がやんで「赤と青のポンチョも鮮やかだった。いよいよ“晴れ男”のスタンプを押してもらえますね」と胸を張った。

 年末恒例行事として開催してきた「1万人の第九」はこれまで42回を数え、毎年12月に大阪城ホールで行われてきた。1万人参加の第九の合唱は世界的にも例のない規模。「伝統的と言える。継承をしてきたからこそできた。それがうれしかった」と佐渡氏。リハーサルで「大屋根リングから見えにくい」「音が聞こえない」などの問題が湧き出たが、スピーカーの数を増やしたち、50インチのモニターを設置。福岡市内から来た合唱団のメンバーも「音は普通に聞こえて違和感はそんなになかった。いい思い出が作れました」と声を揃えていた。

 佐渡氏は「第九は大阪でやってきて、世界へ誇れるもの。万博は技術、未来がテーマだが、世界の人が1つになることが願い。まだまだ分断、紛争が終わらない世の中ですが、歌に“抱きあいなさい”という言葉がある。リスペクトして。それができなければ歓びはこないと。200年前に作られた曲ですが、今の2025年を予言していたかのようです。忠告であり、希望を失わずに行こうと」。55年前、小学3年の時に経験した70年万博を思い起こしながら「世界にいろんな人がいることを知った。世界に目を向けるきっかけになった子どもたちに伝わったらいいなと思います」と世界へ向けて平和へのメッセージを贈った。

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