映画「アマチュア」 文科系男子が巨悪と対決するスパイアクション

[ 2025年4月11日 17:53 ]

主演はラミ・マレック(C)2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.
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 【映画コラム・CINEMA INFINITY】「アマチュア」(公開中)

 CIAに勤めるチャーリー(ラミ・マレック)が妻・サラ(レイチェル・ブロズナハン)の命を奪った国際テロ組織にたった一人で挑むスパイ・スリラー。舞台は米国からロンドン、パリ、イスタンブール、ルーマニアと欧州各国に移っていく・・・この展開、うん、よくあるあるの王道スパイ映画の定石ですね。ただ、大きく違うのは主人公がCIAはCIAでも、殺しとは無縁の分析官、つまり地下の暗いフロアで、パソコンとにらめっこしてデーターを分析するオタク系人間であること。

 上司から「90歳の老女と腕相撲しても負ける」と言われる主人公。これでテロ集団と立ち向かえるのかってレベルですが、亡き妻への愛はとてつもなく強い。CIAの教官の元で訓練をして、復しゅうのため殺しの「アマチュア」からプロになっていく。ターゲットは4人。1人1人を追い詰めていく。しかし、殺す最後で相手にわずかな逃げ場を与えているのが、アマチュアらしい、と言いますか、人間らしい。この心理にリアリティを感じます。

 主演のラミ・マレックは「ボヘミアン・ラプソディ」でアカデミー賞主演男優賞を受賞、その後「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」や「オッペンハイマー」など続々と話題作に出演するトップ俳優。この特異な作品を作り出したのはジェームズ・ホーズ監督。いろいろとこれまのスパイ映画の常識を打ち破っていますが、最後は王道のエンディングを迎えます。これがまた心地良し。

 TOHOシネマズ 梅田などで公開中。(スポニチ映画部)

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