野村萬斎 能、狂言とフィギュアスケートの共通点に言及「ちょっとこじつけかもしれないけれども」

[ 2025年4月7日 22:12 ]

野村萬斎
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 狂言師・野村萬斎(59)が7日、パーソナリティーを務めるNHKラジオ第1「野村萬斎のラジオで福袋」(月曜後8・05)に出演。フィギュアスケート男子の五輪連覇者でプロとして活動する羽生結弦さん(30)をゲストに迎え、コラボレーションが実現したアイスショー「羽生結弦 notte stellata 2025」を振り返り、狂言や能とフィギュアスケートの共通点について言及した。

 アイスショーは3月に故郷の宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで開幕。冒頭に「ノッテ・ステラータ」を舞い、その後はスペシャルゲストの野村萬斎とコラボレーションナンバーを披露。豪華スケーター陣と野村による「MANSAI ボレロ × notte stellata」や、平昌五輪のフリー曲で伝説的プログラム「SEIMEI」で鎮魂の思いを込めた。大トリではピアノ曲「春よ、来い」を情感豊かに滑った。

 「スケートリンクと能舞台って同じなんだって、ちょっとこじつけかもしれないけれども」と野村。リンクや舞台の形に触れつつ、「滑るというか、足運びで魅せるとか。飛んだり跳ねたりというか。そういうことも含めると、初めてアイスショーに出たことで似ているんだなと」と語った。

 これを受け、羽生さんは「萬斎さんとSEIMEIの時にお話をさせていただいた時に“舞台自体が宇宙だ”という話をしていただいて、リンクはそういうものだという感覚はあった」と“共通点”について言及。「スケートという宇宙の中に、僕らはある意味、刃で、ブレードで軌跡を描いていくっていう作業は、それこそ陰陽師の反閇(へんばい)と同じように星座をつづっていくような感触もあるので」と続け、「フィギュアスケートって元々、図形を描くところから始まってるので、そういう意味では似ているのかなと」と説明した。

 「そこに、まじない的な何か、僕自身が心の中で大切にしている日本人ならではの宗教観というか、神に対する、人間に対する、ものに対する神が宿ってるか宿ってないか、日本人ならではの感覚が宿るとより一層、舞に近く、フィギュアスケートというものがダンスの方に近くなるのではなくて、舞や能、狂言に近くなっていくのかなという感じはしますね」と羽生さんの感覚を打ち明けた。

 「この違いがリスナーの方に伝わるのか…。舞とダンス、英訳すると舞もダンス」と悩まし気に語りながら、野村は笑った。

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