藤井王将 伊藤叡王に借りを返す 詰将棋解答選手権6年ぶり6回目優勝

[ 2025年3月30日 18:21 ]

第22回詰将棋解答選手権チャンピオン戦に出場し、6年ぶり6回目の優勝を飾った藤井聡太王将
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 将棋の藤井聡太王将(22)=名人など7冠=が30日、大阪府高槻市で第22回詰将棋解答選手権チャンピオン戦に出場し、6年ぶり6回目の優勝を飾った。藤井は小学6年で出場した15年3月の第12回から5連覇。今回の優勝で、第1~3、5、6、10回優勝の宮田敦史七段(43)の史上最多6回に並んだ。

 「久しぶりの参加で不安も大きかった。結果として思っていた以上に解くことができた」

 第17回から新型コロナウイルスの感染拡大のため、チャンピオン戦が中止された同大会。藤井は前回もスケジュールなどが合わず不参加だった。

 出場したのは東西の100人。午前の第1ラウンドは大阪会場で参加の棋士6人を含む33人中、藤井がトップの56分で全5問を解き終えて会場を退出した。制限時間は1時間半。全問正解は藤井、東京会場は奨励会員の岩村凛太朗三段(18)のみだった。

 午後の第2ラウンドも全5問で1時間半。藤井はまたも1時間5分で早々に退出して全問正解。第1、2ラウンド合わせて100点の藤井に、岩村は第2ラウンドが41点に止まり、藤井の優勝が確定した。3位に83点の山下数毅三段(16)が続いた。

 藤井は今月8、9日のALSOK杯第74期王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)第5局を制して永瀬拓矢九段(32)の挑戦を4勝1敗で退け、年度内の最終対局を終えた。以降は同じく永瀬を挑戦者に迎える4月9日開幕の名人戦7番勝負の準備を中心に過ごしてきた。

 昨年12月、都内での「将棋オールスター東西対抗戦」。そのトークショーで「来年やりたいこと」として伊藤匠叡王(22)が詰将棋解答選手権出場を切り出すと、藤井も6年ぶりの出場へ意欲を示し「伊藤叡王の解答選手権優勝をちょっと阻止したいなと」と応じて会場を盛り上げた。

 伊藤はこの日、東京会場での第2ラウンドを終了9分前に退出したが、63点で13位止まり。「東西で会場は離れている。そんなに意識はしなかった」。7冠の面目を保った藤井だが優勝後、ことさら誇ることはなかった。それでも昨年6月、棋士人生初の失冠となった、伊藤に奪われた叡王位の借りを一つ返した。

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