「東京03」角田晃広 “撮り”つかれた霊峰富士 日テレ「ホットスポット」の撮影がきっかけ

[ 2025年3月16日 05:00 ]

富士山ポーズの角田晃広(撮影・郡司 修)
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 【夢中論】俳優としても活躍中のお笑いトリオ「東京03」の角田晃広(51)は50歳を過ぎて富士山に引かれ始めた。それまでは大きくそびえ立つ姿に恐怖心があったが、仕事で初めて麓まで接近すると一変。まるで“霊峰”に取りつかれたかのように、何枚も何枚も日本一の山をカメラに収めている。(山内 健司)

 カシャッ。精進湖のほとりに到着すると、まずは1枚。次は水辺まで行き、カシャッカシャッカシャッ。自撮りもして5、6回はスマートフォンのシャッター音を鳴らす。良いアングルを求め、10枚以上になる日も。普段は風景を記録に残すことはあまりないが、この山は特別だ。

 「天候や時間帯によって景色が全く違う。行くたびに新鮮で慣れずに毎回撮っちゃいます」。お気に入りは水面に上下反転した姿が映る逆さ富士がある1枚だ。

 だが、「実は“巨大物恐怖症”なんです」とまさかの告白。東京タワーなど大きな物を近くで見ると圧迫感を覚え「うっ」となる。「富士山は箱根くらいから眺めるのがちょうど良かった」と人生で遠ざけてきた。

 それが一転、ハマったきっかけは、現在出演中の日本テレビドラマ「ホットスポット」の撮影。昨年12月の晴れの日に麓を訪れ「怖い…けど、美しい。言葉にならない壮大さで“霊峰富士”という言葉が分かります」と心をつかまれた。

 その大きさを写真で伝えようと躍起だが、難しい。「写真で見ると意外と小さくて、それはそれで悔しいのよ。大きさが伝わるように自分を小さくして引きで撮ってもらったりもして」と無邪気な一面も見せた。

 ロケ地には自ら中央自動車道を運転して向かっている。「進むにつれて(富士山が)どんどん大きく見えてきて本当怖いんです。どこで見えるか分かるんですが“来るわ来るわ、来た来た来た”って。これも毎回慣れなくて」。近づくまでは恐怖との闘いだが「河口湖インターチェンジのところが凄いんです。“デカ過ぎんだろ”と」。家族にも見せようと、プライベートでも訪れた。「でも、曇りで見えなかった」というオチつきだ。

 トリオでは2009年に「キングオブコント」で日本一の頂に立ち、03年から活動する中で最大の転機となった。「テレビにいろいろ出させてもらうようになった。でも、うまくいかないことが続いて、改めてライブコントを頑張ろうってなりました」

 ライブは満席になるようになり、新作を引っ提げて毎年行う単独公演も翌10年から全国ツアーに発展。今や毎年約4万人を動員している。トリオでCM出演も続き、まさにピークを更新中。本人も「…と言っていいでしょう」と控えめに右肩上がりを実感している。

 角田個人は俳優として「半沢直樹」や「大豆田とわ子と三人の元夫」などの話題作で存在感を放っている。演技の仕事は今でも「恐れ多い」と言うが、いざ作品の世界に入ると「楽しくもあります」。怖かった富士山の魅力を懐に入って初めて知ったことに通ずるものが俳優業にもあるようだ。

 「頂く役はコントの延長線上のことが多く、指示を全うするだけなんです」。「ホットスポット」でも“一見普通のおじさんだが、時に能力で日常の事件を解決する宇宙人”というまさにコントにいそうな役を好演している。

 今後の活動も軸足はやはりコントだ。「この年齢になると3人がいつまで健康でいられるかがリアルな問題」。目指す頂は考えず、日々を大切に「年を取っても3人健康で面白いことができたら」と思い描く。右膝に半月板水平断裂の爆弾を抱え「富士山は一生登れない」と漏らすも、東京03として登り続けてきた山をこれからも一歩ずつ登っていく。

 ≪「描かれ方ワクワク」16日ついに最終話!!≫16日に最終話を迎える日テレ「ホットスポット」(日曜後10・30)で演じる宇宙人は嗅覚や聴覚、身体能力、頭脳などを高めることができる。「放送での描かれ方にワクワクする」と自らもその能力を楽しんでいる。最終話の冒頭では、勤務先のオーナー(筒井真理子)の不正を暴くために事務所に忍び込むも、警備会社とオーナーが駆けつけてくる。そのピンチをどう乗り越えるかが一つの見どころ。以降の展開については「それ以上は言えない!ぜひリアルタイムで視聴を」と呼びかけた。

 ≪飯塚に怒られちゃう ドラマ仕様の「声量」≫コントとドラマなどでの演技の違いは「声量」だという。ドラマでは技術スタッフが音声を拾うこともあり「小声に感じるくらいでも普通だったりします」。だが、ドラマ撮影後にネタ番組などの練習をすると「(東京03の)飯塚(悟志)さんに“声、ちっちゃくなってない?”と怒られちゃいます」と明かした。

 ◇角田 晃広(かくた・あきひろ)1973年(昭48)12月13日生まれ、東京都出身の51歳。96年に芸人デビュー。飯塚と豊本明長のコンビ「アルファルファ」に角田が加わり、03年に「東京03」を結成。ボケ担当。23年にトリオで芸術選奨新人賞を受賞。13年に一般女性と結婚し、23年に第1子が誕生。1メートル72、血液型A。

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