森永卓郎氏の意志を引き継ぎ「B宝館」を世界へ 新館長には森永氏次男「人生を懸けて守っていく」

[ 2025年3月1日 16:52 ]

B宝館の開館を待つファン
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 原発不明がんのため1月28日に67歳で死去した森永卓郎(もりなが・たくろう)さんが生前に収集したコレクション、約13万点を展示しているB宝館(所沢市)が1日、森永さん死去後初めて開館。多くのファンが訪れ、森永さんに思いをはせた。

 「並んだからこそ気がつく魅力」。何気なく見ていたものが“宝”に変ぼうする空間をつくり上げた森永氏は、新しい発見を残した。

 「普段の暮らしの中で使っているものの中にこそ美しさがある」をコンセプトに、初代館長である森永さんが約60年間にわたり集めてきたコレクションの数々が展示された同館。“ビンボーでおバカだけど、ビューティフルな博物館”として多くのファンに愛されてきた。

 「収集には凄く貢献した。何日間も崎陽軒のシウマイ弁当。土日はマクドナルドのハッピーセット」。ところ狭しに並べられたコレクションをながめながら語ったのは、2代目館長となった森永氏の次男。同館の魅力を世界に広めていくため、館長の座を引き継ぐことを決断した。普段は公式アンバサダー・桜城蘭(おうじょうらん)として、開館日には世を忍ぶ仮の姿“館長”として、同館を仕切っていく。

 森永氏が亡くなったあと「(森永氏は)思っていたよりもたくさんの人に愛された部分があった。それを機に、B宝館を知ってくださる人がいた」と感じたという。

 「徹底的に極める。やるからには全力でやる」ことが信念にあった父の背中を、新館長は追い続ける。ただ、「継続して守るべきところと、新しいところに攻め込んでいくことを両立させて、盛り上げていきたい」と自分なりの感性も織り交ぜながら、新たな形をつくり上げていくようだ。

 「引き継ぐ以上は中途半端にやるつもりはない。できる限りは人生を懸けて守っていく。本人が喜んでくれているんであれば頑張ってやっていきたい」と先を見据えた。

 毎月第1土曜日限定の開館で、森永さん死去後初の開館予定だった2月1日は臨時休業となっていた。この日が初の開館日。オープン時間の正午までに約50人のファンが列をなした。同館入り口から伸びた列は建物の角を曲がり、隣接する建物との通路までおよび、本来より約10分早い開館となった。

 今後も、現在と変わらず「毎月第1土曜日」に、多くの人が思いをはせる“宝の館”の扉は開き続ける。

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