橋下徹氏「否定ばかりしても何も進まない」ロシアのウクライナ侵攻の和平案巡り専門家と“バトル”

[ 2025年2月23日 11:21 ]

橋下徹氏
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 フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)が23日に放送され、あす24日で開始3年となるロシアのウクライナ侵攻について特集した。

 番組では、米NBCテレビが、トランプ政権がウクライナの和平交渉を巡り、戦争終結後にロシアが再侵攻した場合はウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟を自動的に認める案を検討していると報じたことを放送。この案には、ロシア側の反発が予想されるほか、欧州側との調整もしていないとみられ、実際に盛り込まれるかどうかは不透明となっている。

 トランプ大統領はウクライナのNATO加盟について「現実的ではない」との考えを示している。北大西洋条約第5条が集団防衛を定めており、欧州にはウクライナが求める早期加盟に否定的な加盟国もある。

 NBCによると、トランプ政権は、和平が実現してもロシアが将来再び侵攻するのではないかという懸念が欧州の同盟国やウクライナに広がっていることを考慮。再侵攻があれば通常の手続きを経ずにウクライナのNATO加盟を認める案を検討しているという。またヘグセス米国防長官がウクライナ側に、欧州から多くの米軍戦力を撤収し、インド太平洋地域や米国内の不法移民対策に充てることを検討中だと伝達したとも報道。米政府筋の話としたが、国防総省の報道担当者は否定している。

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏は、「僕は大賛成」と、この案の検討を進めるべきだという姿勢を見せた。

 一方、これにウクライナ、欧州情勢に詳しい筑波大・東野篤子教授は「いくつかのフィクションのうえに成り立った話ですよね」と切り捨て、「つまり停戦合意ができるという前提なわけですけれども、ロシアは20回の大きな交渉、そして200回の小さな交渉を2014年以降、停戦なるものを実現するためにウクライナとの間でやっていて、1つも守られたことがない」と指摘。「ミンスク合意という有名な合意がありますけれども、ミンスク2という合意が2015年になされました。その数日後にデバルツェボという都市に攻撃して陥落させている。ロシアとの間での停戦合意が守られたことは1度もないので、停戦だと言い続け、そして、停戦合意の後に再侵攻って、これは時計の針をどれだけ戻せばいいのかっていう話なんですよね」と言い、「停戦合意がなった後、再侵攻がなされるということは、もう常とう手段なわけですよね。じゃあ、これはどのレベルを再侵攻というのか、例えばちょっとミサイルが飛んで来たら再侵攻なのか、それとも全面侵攻でなければ再侵攻ではないのか、定義の問題も生まれてきますよね。それと、モタモタしている間にまた時間切れでどんどん攻め込まれるということになるので、やはりこれは現実的になるべきだろうと思いますね」と自身の考えを述べた。

 すると、橋下氏は「これはね、否定ばかりしても何も進まないわけで結局、何が言いたいかというとミンスク合意の時には、あれは当事者間の合意に委ねて、西側諸国は別にミンスク合意が破られたとしても、西側諸国はロシアと戦いますなんて何一つ言ってないわけですよ」とし、「今回、西側諸国が次にロシアが再侵攻、ウクライナの権利を侵害した場合に戦うということを一種示すかどうかですよ」と説明。「細かな文言どうのこうのじゃなくて、今まで西側諸国はロシアと戦うという姿勢は示してないんですよ。お金を援助するだけ。そうではなくて、今度ウクライナにやってきた時には、西側諸国、欧州諸国、日本もどうするかですけれども、ロシアと戦うということをしっかり示すことは重要なこと」と主張した。

 これに対し、東野氏が「停戦の見通しがないのに、停戦合意があったら次はどうという話をしてはいけないと思う」と言うと、橋下氏は「でもそれはずっと言っていて何も変わってないですからね。東野さんが言うようなことを言っていても何も変わらない。一般市民がずっと犠牲になっているだけですから。100失敗、200失敗したとしても、それでも次に201をやるのが政治ですからね」と反論。

 さらに東野氏が「大変不思議なんですけれども、橋下さん、そのパッションでもってロシアに言って下さいよ、侵略をやめてくださいって」と言い返すと、橋下氏は「いや、言ったところで止まらないじゃないですか」と再反論。東野氏の「どうしてロシアには言ったところで止まらないのに、ウクライナは現実を受け入れなければいけないのか」には、橋下氏が「だからロシアに対して、西側諸国に対して今度ロシアがやってきた時には戦いましょうよってことですよ」と言い返した。

 続けて、「東野さんと僕の決定的な違いは、東野さんはロシアに言え言えって言うんですよ。僕もロシアに言うべきだと思います。ただ東野さんの言い方というのは、自分たちは戦わない、だけどロシアに侵略をやめろっていう言い方。これは今まで日本の政治家、日本の専門家、欧州諸国もそうなんです」とし、「僕はロシアに言うんだったら“今度やってきた時には戦うぞ”ということ、そこが重要。プーチン大統領だって、戦わないということが分かっていたら、それはやめないです。だから西側諸国は戦うということを示すことです。それを言わないといけない。そこを避けてはいけないんです。戦いなのにやめろ、やめろなんて言ったって何年たったってプーチン大統領はやめるわけないですよ」などと主張。「再侵略があった時には自動加盟というのは今までよりも一歩でも二歩でも三歩でも前進」と話した。

 東野氏は「そういう考え方もあるかも知れないですけども、まずは私はもっと前の段階の話を申し上げているんですよね。まず停戦合意が成立するというのが、今の段階ではフィクションだということ」と言うと、橋下氏は「いや、フィクションでも何でも、やらないことにはしようがないじゃないですか」と再び猛反論。東野氏の「やらないことにはしようがないという議論は過去に10年間やってきて、守られたことがない」には、「最終的にはロシアと戦うかどうかです。停戦どうのこうのじゃなくて。ロシアと本気でやるかどうかです」と強調していた。

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