「あの世は存在しない」 森永卓郎さんは「フルスイング」でこの世を生き抜いた

[ 2025年1月28日 23:54 ]

森永卓郎氏
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≪悼む≫

 いつ何時でも、取材やコメントを断らないでいてくれた。

 23年12月、ラジオでステージ4のがんであることを公表した。突然の発表にとにかく事実確認を、と電話をすると「今、抗がん剤の点滴を始めたところです。メールなら対応しますので何でも聞いてください!」と即座にメールで返信が来た。そんな時にまで返事をくれることに、申し訳なさとありがたさを感じた。

 その後、治療中の昨年3月には病床からオンラインインタビューにも応じてくれ、「闘いながら死んでいこうという気持ち」で書き上げた新著について熱く語ってくれた。「仕事は断らない」「3時間睡眠で30年働いている」と仕事人間ぶりを明かしていた。理由は「あの世は存在しないと思っているから、この世でフルスイングで生きるかがテーマだから」という。

 一度、都内の事務所で取材させていただいた時には、部屋中にミニカーなどのコレクションや書きかけの原稿、書類がびっしり積まれていた。常に考え、動き続ける「森永さんの頭の中のような部屋だなあ」と思ったことを覚えている。

 人は生きてきたように亡くなっていく。最期までラジオ出演や執筆の仕事を続け、人生をフルスピードで駆け抜けた人だった。(文化社会部・藤原 真由美)

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