「御上先生」生徒キャスト29人は全員オーディション P語る狙い「既存システムを壊している部分」

[ 2025年1月26日 09:00 ]

日曜劇場「御上先生」第1話。報道部部長の神崎拓斗(奥平大兼)(C)TBS
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 俳優の松坂桃李(36)主演のTBS系日曜劇場「御上先生」(日曜後9・00)の第2話が、26日に放送される。「官僚×教師」を描く全く新しい学園ドラマで、神崎拓斗役の俳優の奥平大兼(おくだいら・だいけん、21)ら生徒役29人が全員オーディションで選出されたことも話題を呼んでいる。本作を手掛ける飯田和孝プロデューサーにオーディションの経緯や意図を聞いた。<以下、ネタバレあり>

 同作は、松坂演じる東大卒の「文部科学省エリート官僚」が出向で私立隣徳学院3年2組の担任教師になったことを機に、生徒を導きながら教育制度を現場から壊して権力に立ち向かう物語。映画「新聞記者」などで知られる詩森ろば氏によるオリジナル脚本で、「ドラゴン桜」(21年)や「VIVANT」(23年)、「アンチヒーロー」(24年)など数多くのヒット作を手掛けた飯田氏がプロデューサーを務める。松坂の日曜劇場出演は、大ヒットとなった「VIVANT」以来で、主演は初めてとなった。さらに、隣徳学院3年2組の生徒役としてオーディションで選ばれた29人の若手俳優が出演している。

 1話では、御上が文科省官僚から“体のいい島流し”として私立高校・隣徳学院へ派遣された。担任となった3年2組の生徒29人は突然の担任交代に動揺を隠せず、好奇心や嫌悪感など様々な表情で御上を見つめていた。そんな中、過去に教師の不倫を学級新聞で報じて退職に追いやった報道部の部長・神崎と対峙。御上を気に入らない神崎は、「文科省の闇」として御上が派遣された理由を学級新聞で報じた。

 神崎が作成した新聞には「御上先生は犯罪者」「隣徳へ来たのは左遷人事か」と見出しがつけられ、「文科省の闇が明らかに」という中見出しも。左遷の理由として「天下りあっせん疑惑」と報じた。

 御上はこの内容について「大体において事実」と説明したが、天下りあっせんの罪については“他者に被せられた”と示唆。神崎の追及にも動じずに答え「志だけで変えられるならとっくに変わってる。官僚が出世したいと思ったら、手を汚さずには上にはいけない」「闇なんてたいそうなものじゃない、ただの日常だよ。そんな簡単に見えるものを、闇とは言わない」と、神崎を一蹴した。また「真のエリートが寄り添うべきは弱者」と主張した上で、神崎が過去に報じた女性教師の不倫について「なぜゴシップを垂れ流した、そこに想像力を使わなかった?」と厳しく非難した。

 そして放課後、神崎と対峙した御上は、神崎の学級新聞によって人生を壊された女性教師・冴島が現在コンビニ店員として働いていることを明かす。そして、冒頭のシーン、国家公務員試験会場での殺人事件に触れ「もしその事件と君の記事が関係あるとしたら?」と、意味深な質問を投げかける。案の定「はあ?」と戸惑う神崎に、御上は「気付いちゃったんだよね、闇の中で。その事件と僕の不正とこの学校と文科省が、繋がっているかもしれないことに…」と話したところで、第1話は終了した。

 飯田氏は生徒役を務める俳優の選考基準について「多分オーディションはみんなそうだと思うんですけど、基本的には演技力ということを最低条件というか、軸に据えていました」と説明。「一つのクラスを作るためには全体の調和が必要です。演技力は“自分を出す”ということ以外に、その反面、自分を引くっていうことも必要かなと思っていて。演技力がある子を集めることで、まずはこのクラスで行われる教室のシーンがしっかりと視聴者に伝えられることを重視しました」と、隣徳学院3年2組としての見え方や調和を重視したとした。

 生徒役の俳優は、奥平、蒔田彩珠、窪塚愛流、吉柳咲良、豊田裕大、上坂樹里、高石あかりら映画やドラマへの出演実績が豊富な若手実力派がそろう。飯田氏は「このドラマは生徒で見せるということで腹を括っている部分もあって。実年齢が高校生よりも上の子が多いっていう(SNS等の)コメントを見たりもしたんですけど、僕たちは若い子を売るためのドラマ作っているわけではなくて、ドラマとしてそのシーンをしっかり表現できり俳優をキャスティングをしているんです」と強調した。

 続けて生徒役をキャスティングではなくオーディションを経て決定した意図については「一つは僕らが、生徒が主役なので、それくらい大事な役で、公平に選びたいという思いが各プロダクションさんに伝わったことがあります」と説明。そして、「もしかしたら世の中の人は「あの俳優が入っていないね」「世代にはあの俳優がいるのに」と思うこともあるかもしれませんが、そういったところは一切、度外視して。とにかくこのドラマに賛同してくれる方、モチベーションも含めて、オーディションに参加してくれる俳優さんの中から選ぶことがやっぱり意義のあることかなと思いした。もしかしたら、その辺も既存のドラマ作りのシステムを壊している部分かもしれません」と語った。

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