元フジテレビ社員の大島新監督が古巣に提言「過去の栄光が大き過ぎた」 中堅・若手社員に「決起」求める

[ 2025年1月23日 21:40 ]

大島新監督(13年撮影)
Photo By スポニチ

 ドキュメンタリー映画監督の大島新氏(55)が23日、自身のSNSを更新し、以前自身が所属していたフジテレビへの思いを記した。

 大島氏は映画監督の大島渚氏、女優の小山明子の次男で、95年にフジテレビに入社。ドキュメンタリー番組のディレクターなどを務めたが99年に退社した。

 大島氏はnoteで「フジテレビへの提言」として「私は元フジテレビ社員です。1995年4月1日に入社し、1999年8月31日に退社しました。在籍期間は4年5か月。主にドキュメンタリー番組を制作する部署にいたので、芸能人の方との付き合いはほとんどありませんでした。一方、ドラマやバラエティの部署の人たちは華やかに見ましたが、私とは無縁の世界でした。辞めた理由は様々ですが、私が大組織には合わなかった、ということに尽きるでしょう」と書き始め「辞めてから25年以上も経ったので、正直言って愛着もほとんどありません」とつづった。

 それでも退社後にも同局でドキュメンタリー番組の制作に携わることができたことに感謝。「大切な友人や信頼できる仕事仲間がいます。彼ら彼女らは苦悩しています。みな、テレビ制作者として志が高く、優秀な人たちです。私は仲間たちにこれからもいい仕事をしてほしい。だから、フジテレビは生まれ変わってほしいと切に願います」と続けた。

 さらに、1月17日の港浩一社長の会見については「これ以上ないほど最悪」とバッサリ。「企業の不祥事会見あるあるですが、外からどう見られているか、まったくわかっていない。動画撮影NGは、あり得ないですよ。ふだん取材で人にカメラを向けていながら(それも時に暴力的に)、自分たちのことは撮らせないなんて。これが世間からどう思われるか、わからないのですか?これまでいくつもの不祥事を起こした企業の会見を撮影し、批判的に報じてきましたよね?そこから何も学んでいないのですか?中堅・若手の社員は、『こんな会見あり得ない』と思っていますよ。そうした声を、聞こうとしましたか?していませんよね。つまるところ己が見えていない、ということなのです。実に残念です」と記した。

 フジテレビに対しても「私が思うに、フジテレビは過去の栄光が大き過ぎた」として、かつて勢いのあった頃に活躍していた人たちが経営陣に入り、そのまま顔ぶれが変わらないことを危惧。「『権力は必ず腐敗する』と言いますが、いちばん良くないのは権力者への忖度が起きることです。そうした組織に、80年代のような溌溂とした空気は流れません。日枝さんには、一刻も早く勇退することをお勧めします」と提言しながらも「などと、私のようないち個人が提言しても、お辞めにならないでしょうけれど」とした

 また「体制を変えられるのは、やはり内部からの声です。中堅・若手のみなさん、決起してください。今がその時です。ここで変わらなければ、フジテレビは沈没しますよ。組織体としては不動産収入などによって生き残るかもしれませんが、メディアとしては終わります。だから変わらなければならない。変わって、再生するのはあなたたちのためでもあるけれど、もっと重要なことがあります。それは、健全なメディアは民主主義社会に不可欠だということです。いま、フジテレビは健全なメディアですか?視聴者に対して胸を張れますか?弱い立場の人の側に立っていますか?若い女性社員の苦痛の上に成り立つ番組なんて、許していいのですか?あんなお粗末な記者会見をしている会社が、政治家の不正を追及できますか?フジテレビが再生した時には、いち制作者として同局を舞台に見応えのある番組を作りたいと思います。その日が、そう遠くない時期に訪れることを、心から願っています」と呼びかけていた。

続きを表示

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

芸能の2025年1月23日のニュース