「光る君へ」最終回 演出語るラストカット“まひろの顔”&生存エンドの裏側 倍速視聴で味わえない魅力
「光る君へ」チーフ演出・中島由貴監督インタビュー
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脚本家の大石静氏(73)と女優の吉高由里子(36)が3回目のタッグを組んだNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は今月15日、最終回(第48回)が放送され、完結した。「源氏物語」の作者・まひろ/紫式部と源倫子の“ラストバトル”、時の最高権力者・藤原道長の最期、そして、まひろの再びの旅立ち…。チーフ演出を務めた中島由貴監督に撮影の舞台裏を聞いた。
<※以下、ネタバレ有>
「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける大石氏がオリジナル脚本を手掛けた大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描いた。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となった。
最終回は「物語の先に」。ラストシーンは長元元年(1028年)。まひろ(吉高由里子)は年老いた乙丸(矢部太郎)を伴い、再び旅に出る。道中、武者の一団と遭遇。その中には双寿丸(伊藤健太郎)の姿も。まひろは「嵐が来るわ」――。
大河ドラマの最終回は主人公の今際(いまわ)の際が描かれることも度々あるが、紫式部は生没年不詳で、まひろは“生存エンド”。道長は史実通り、62年の生涯に幕を閉じた。双寿丸が「東国で戦が始まった」と語ったのは「平忠常の乱」(長元元年、1028年)。因果関係はないものの、天下泰平を保った道長が世を去った万寿4年の翌年、大規模な反乱が起こるのは示唆的だ。
今作の制作は、最初の約半年間で大石氏とスタッフが徹底的に“本打ち”(台本打ち合わせ)。全体プロットを練りに練り「武士の時代の到来を感じさせる」最終回ラストの展開も固まった。
中島監督は「みんなで話し合っていて、まひろの最期を描くという発想にはなりませんでした。まず、道長より先に亡くなることはないよね、まひろが直接看取るかは別にして道長を見送りたいよね、と。それに、道長の長期政権の間は大きな戦がなかったのに、亡くなった翌年に平忠常の乱が起きていて、直接関係はないけれど、時代の変わり目の象徴になるな、と。彼女にはそこまで見届けてほしい、と初期の段階でまとまって、そこは最後までブレませんでした」と振り返った。
まひろはどこへ向かい、どのような人生を送ったのか。
「どこを目指して旅に出たのか、具体的な場所は設定していませんが、双寿丸たちに追い抜かれたということは、方角としては東に、つまり“嵐”が来る方に向かって歩いています。いつ野垂れ死にするか分からない、これが最後の旅になるかもしれないという覚悟を持って都を離れましたが、決して自暴自棄になったりしたわけではなく、どこまでも歩いて書き続ける、というエンディングにしたつもりです。まひろの中に“書くことはどこででもできる”という周明(松下洸平)の言葉(第46回、12月1日)も、きっと残っていますから」
今年10月初旬に静岡県内でロケを行ったものの、天候が芳しくなく「雨や風がやむ合間を縫っての撮影で、本当に“嵐が来るわ”(笑)という感じの1日でした」。ラストカットは、まひろの顔。「“嵐が来るわ”と言って、再び歩き始めるわけですけど、ただ単に“この先に待つのは悲劇”という感じの顔では終わりたくないと思っていました。大事なシーンになると、吉高さんにはいつも、一直線の芝居ではなく、3つぐらいの感情や状況をないまぜにして演じてほしいと、彼女だからこその無茶ぶりをしていて(笑)。最後も、見る側の受け取り方が1つにならない、最高の表情を撮ることができて、本当によかったです」と全幅の信頼を明かし、絶賛した。
「なかなか表に出ない、人間の内にある感情があらわになる瞬間を捉えたい」「1つの台詞の中でも、表と内の感情が複雑に絡み合っているので、多層的な芝居になるようにしたい」が中島監督の基本方針。
感情の複雑さ。道長と結ばれた夜のまひろの台詞「人は幸せでも泣くし、悲しくても泣くのよ」「どっちも」(第10回、3月10日)、藤原兼家(段田安則)の訃報を聞いた藤原為時(岸谷五朗)へのまひろの台詞「うれしくても悲しくても涙は出るし、うれしいか悲しいか分からなくても涙は出るのよ」(第14回、4月7日)などが思い出される。
例えば、終盤の道長が“闇落ち”したのかどうかなど、視聴者の感じ方が画一的にならないのも、得も言われぬ演技と、それを導く演出ゆえ。「タイパ」(タイムパフォーマンス)を重視した「倍速視聴」が流行だが、それでは到底味わえない余白や余韻が今作の大きな吸引力となった。
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