藤井聡太7冠VS羽生善治九段 甲子園で100周年記念対局 48年の大山VS松田以来 観衆3800人

[ 2024年12月9日 05:00 ]

フォトセッションで笑顔を見せる(左から)藤井王将、羽生九段(撮影・須田 麻祐子)
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 将棋の藤井聡太王将(22)=7冠=が8日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で日本将棋連盟と同球場の100周年コラボ企画で連盟会長の羽生善治九段(54)と対局した。振り駒の結果、藤井が先手になり羽生が120手で勝利した。

 終局後、三塁側内野席で行われた感想戦の最後。「皆さん、一度も声を出されてないので」。解説の阪神ファン・谷川浩司十七世名人(62)の音頭で、観衆3800人が「かっとばせ~藤井!」「かっとばせ~羽生!」と声を合わせた。

 「最後に甲子園球場らしい応援をもらい、温かい気持ちになった」。藤井は3勝2敗と4連覇へ王手をかける竜王戦の最中。第6局を11、12日に控えるだけに「良いコンディションを維持して臨みたい」と切り替えた。

 対局はコラボ企画の目玉として同球場の貴賓室で指され、戦型は角換わりへ進んだ。「中盤まで攻勢に立ったが誤算があった。100年に1度の対局で緊張した」。14歳でのデビュー直後からの29連勝で注目を浴び続けてきた藤井が漏らした本音。両者の公式戦はこれまで藤井の14勝3敗。それでも、異なった対局環境に戸惑った。

 60手目、羽生が繰り出した端角。これを標的に藤井は端歩を伸ばしたが、羽生角に成られた後、攻守で大立ち回りを許した。

 「100周年で藤井さんからお祝いをもらった気がした」。連盟会長の羽生は花を持たせてもらった感謝を語った。同球場での対局は1948年、大山康晴十五世名人と松田辰雄八段戦以来。グラウンドに白線で大盤を描き、人間将棋に近い形で行われた。今回はバックスクリーンの電光掲示板や内野席に大型モニターを設置してライブ感を演出した。

 トークショーで対面した阪神のエース・才木はオンラインゲーム「将棋ウォーズ」の愛好者。長くロッカールームに盤駒を置いた歴史もあった。「日常的に将棋を楽しんでもらえたのはうれしい。今回をきっかけにコラボ企画が増えれば」。藤井は協力関係の継続を願った。(筒崎 嘉一)

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